マギカロギアでシナリオ作るときのコツを愚考

最近あんまりTRPGで遊んでないのですが、マギカロギアで遊ぶかもしれないってことでルルブを読んでみました。印象としては驚くほどよく出来ている感じがしたんですが、試しにシナリオでも考えてみるかと思ったら全然すんなりいかなかったので、どうすれば良さそうなのかをメモしときます。いつか実際に役に立てば良いのですけど。。。。

敵を決める

シナリオ作りでまず敵から決めるってのはわりとよくある手法です。マギカロギアではこの方法が特に向いてますね。敵である禁書の設定ですが、何かの欲望や執着を肥大させた存在ってのが分かりやすそうです。例えば若さへの執着だったら人を若返らせたり、年を取らせたりする禁書が出来上がるし、知識、権力、恋愛なんでも良いですが、そういう欲しいものを求めすぎて周りの迷惑を顧みず、犠牲を出してしまうようなものを禁書として設定すると簡単そうです。

登場人物を決める

禁書が決まったら次に登場人物を決める必要があるでしょう。このあたりからどうすれば良いのか難しくなってきますね。登場人物には秘密があるわけですが、この秘密というのはゲーム上のその人物の役割を決めています。このゲーム上の役割とストーリ上の役割が必ずしも理詰めで簡単に決定できないところがマギカロギアのシナリオ作成の難しさかもしれません。

秘密には今思いつくところでは以下の様な種類があると思います。

  • 自分が断章に憑依されている
  • 断章に憑依されている人のヒントを示す
  • 断章の倒し方のヒントを示す
  • PCの資源を増大させる(アンカーになったり運命を上げる)
  • 調べるとPCにとって不利になる(魔法戦を仕掛けてくるなど)

この中で必ず必要なのが”自分が断章に憑依されている”という秘密ですね。断章に憑依されている人というのは(1)意識的にか潜在的にか禁書の魔法を欲しているか、(2)何か平常心が保てない理由があるということでしょう。
(1)については上記のように禁書の性質を決めておいて、次にある人物がその魔法を欲する理由を決めるというようにストレートな流れで決定できます。そのとき、その理由が他の人物の設定に繋がるとより良いですね。例えば誰かを生き返らせるとか、恋愛的な意味で誰かを振り向かせるとか、そういう設定にすると人物設定が広がっていきます。
(2)の場合には、人間関係を決め打ちしてしまうと良いかもしれません。親子、夫婦、友人、三角関係、部活の先輩後輩、親の仇とか人間を関係とセットで持ってきてしまい、その関係間で何かトラブルが発生していて、そこを禁書に利用されるとか良さそうですね。

ここまでできたら後はゲーム的なバランスを取っていけばなんとか作れそうな気がします。ゲーム的なバランスについてはまだ遊んでみてもいませんし、今の段階で語ることはできません。実際遊んだらまた考えてみようかと思います。