幻惑のノスタルジアを解析
マギカロギア リプレイ 幻惑のノスタルジア (Role&Roll Books)
- 作者: 河嶋陶一朗,冒険企画局
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2011/11/11
- メディア: 新書
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さて続いて幻惑のノスタルジアも同様に解析していきます。
やはりネタバレがあるので未読の方は読まないほうが良さそうです。
考察
導入に関しては静に保護欲がむくようなものになっている。エレナの因縁の導入も良い。禁書をアンカーにした場合、禁書が封印されても疵になることはないらしい、大変便利。八戒の導入が軽いが、外典への導入と考えるとそれも良いかもしれない。ただしPCが3人しかいないのに、物語の中心から遠いPCがいるのはちと微妙か。結果論としては八戒のシナリオアンカーを烏丸光実にしておくとわりと違ったかも。
第1サイクルでは一人一つ、事件シーンを追加。第2サイクルではアンカーとの交流のシーンが幾つか追加されている。これはGMから提案されているが、ゲーム的な意味の薄い交流シーンをマスターシーンとして追加して欲しいとPLから要望するようなセッションスタイルも良いかもしれない。
愚者だと思ったNPCが実は書籍卿であったというのは面白い。一般的に使えるテクニックだと思われる。ただし、そのNPCに運命をとっていてアンカーにしておくと、殺したときに疵になるので、このギミックを使うときには注意が必要。
調査と魔法戦ができるPCのシーンの数は結局9シーン。普通3シーン分は断章を回収する魔法戦が必要なので、NPCで9ハンドアウトもあるので全部は調べられない。なかなか難しいセッション。