幻惑のノスタルジアを解析

さて続いて幻惑のノスタルジアも同様に解析していきます。

やはりネタバレがあるので未読の方は読まないほうが良さそうです。

考察

導入に関しては静に保護欲がむくようなものになっている。エレナの因縁の導入も良い。禁書をアンカーにした場合、禁書が封印されても疵になることはないらしい、大変便利。八戒の導入が軽いが、外典への導入と考えるとそれも良いかもしれない。ただしPCが3人しかいないのに、物語の中心から遠いPCがいるのはちと微妙か。結果論としては八戒のシナリオアンカーを烏丸光実にしておくとわりと違ったかも。

第1サイクルでは一人一つ、事件シーンを追加。第2サイクルではアンカーとの交流のシーンが幾つか追加されている。これはGMから提案されているが、ゲーム的な意味の薄い交流シーンをマスターシーンとして追加して欲しいとPLから要望するようなセッションスタイルも良いかもしれない。

愚者だと思ったNPCが実は書籍卿であったというのは面白い。一般的に使えるテクニックだと思われる。ただし、そのNPCに運命をとっていてアンカーにしておくと、殺したときに疵になるので、このギミックを使うときには注意が必要。

調査と魔法戦ができるPCのシーンの数は結局9シーン。普通3シーン分は断章を回収する魔法戦が必要なので、NPCで9ハンドアウトもあるので全部は調べられない。なかなか難しいセッション。

全体的な情報

PC3人、NPC9人(同じ人も含む延べ人数、ハンドアウトの数)
リミット3

導入フェイズ

  • 大夢のシーン 偶然、事件を目撃
    • 人物:烏丸光実
    • 人物:鷲崎静
  • エレナのシーン 禁書との因縁
    • 人物:禁書
  • 八戒のシーン 指令を受け 偶然人物と遭遇
    • 人物:ハール ブラック
  • GMのシーン 合流

メインフェイズ

第1サイクル
  • 八戒のシーン 事件
  • 八戒のシーン 調査
    • 秘密:断章
  • エレナのシーン 事件
  • エレナのシーン 魔法戦(断章)→敗北
  • 大夢のシーン 魔法戦(断章)→勝利
  • 大夢のシーン 事件
第2サイクル
  • GMのシーン 人物紹介
    • 人物:鷲崎静
  • GMのシーン 人物紹介
  • GMのシーン(大夢) アンカーとの交流
  • GMのシーン(八戒) 魔法戦(妖怪)
  • GMのシーン(エレナ) 人物との遭遇
  • 八戒のシーン 調査
    • 秘密:
  • エレナのシーン 調査
    • 秘密:書籍卿
  • 大夢のシーン 魔法戦
  • GMのシーン(大夢) アンカーとの交流
サイクル3
  • 八戒のシーン 調査
    • 秘密:
  • エレナのシーン 魔法戦(書籍卿)→敗北
  • GMのシーン(エレナ) 断章を譲渡
  • 大夢のシーン 調律

クライマックスフェイズ