シナリオ背景編(アリアンロッドのシナリオ秘話)

さてさてこのキャンペーンはGM固定ではなく、参加者の中でGM持ち回り制ゆえ、僕にGMの番が回ってくることもあるわけです。

しかし、手を上げたはいいものの、GMだと決まった時点では何にも思いついてないし、アリアンロッドのGMは初めてだし…持ち回りGMも子供のころはそれでやってたものの、大人になってからは初めての経験。初めてづくしで緊張しました。

まずは大まかな形式から

僕は5話目の担当でしたが、今までは地下墓所、鉱山、遺跡、源泉でダンジョンというケースが多かったのでそろそろシティアドがいいかなぁと決めました。とはいえ参加者が6人いるので普通にシティアドをやったら絶対時間が大変なことになります。セッション時間は参加者の数と相談する箇所の多さに応じて長くなってしまいますからね。そこの苦労はセッションギミック編で書くとします。

次にシナリオ背景を考えました。今までの4話で他のGM様方がいろんな伏線をはってきたのですが、なかなか回収されないので謎ばっかりでした。まぁ5話だしそろそろ回収しないとやりにくかろうと回収に乗り出すことにします。このあたりはGM持ち回り制の利点がありますね。GMがPLとしても参加しているので、PLの希望を反映しやすいのです。まぁシナリオ難易度ぬるくなりがちという問題点もあるかもしれませんけど。

シナリオ背景を考えるときには、うんうんうなっていてもしょうがないので、ルルブ*1とかシナリオ集などを見ながら考えます。アリアンロッドは特にトラベルガイド*2などシナリオフックが充実していて便利ですね。
少し前の記事で書いたのですが*3、ルルブの神話の項を読んで、アリアンロッドの世界観は、人間が神にも魔族にも尻をひっぱたかれてひぃひぃ言うという意味で女神転生的なものに近いなぁって印象を得ます。

僕はさらにWikipediaでいろんな神話の項目を読みました。アリアンロッドという神様の元ネタなんかも見まして*4、イメージを膨らませていきました。アリアンロッドの神話でインスパイアされたのは、アリアンロッドが自分が産んだ(産まされた)子供が気にいらず、呪いをかけるところです。
これをアリアンロッドTRPGでもうまく生かせないかなぁと思って考えまして、アリアンロッドは邪悪化した人間を特に嫌っていて、それを打ち倒すメンバーを運命を操って編成するという設定を考えました。人を討つのに人をつかう。なんか意地の悪い神の考えそうなことですよね。

で、そのアリアンロッドの魔法を利用して、楽をしようと考えるのが魔族。邪悪化したものを倒すと倒したものが邪悪化するという呪いを設定します。通常のアリアンロッドでは魔族を倒すことが邪悪化を解く方法なのですが、この呪いはどうやったら解けるのでしょうね。まぁそこは次のGMさんが考えるという方向でw(無責任)。

まぁそんな感じで女神転生アリアンロッドの神話のイメージでシナリオ背景を考えつきましたって話でした。持ち回り制はいろいろ制約が多いですが、制約を逆手にとって発想していけば、逆に楽なのかもしれないなぁと思いました。