FGOをやってふと思ったこと

FGO(Fate/Grand Order)のシナリオは東出祐一郎桜井光奈須きのこが分担して書いているそうですが、もっとたくさんの人を使って書くこともできるじゃないですか。なんでそれをやらないのかなーと疑問に思ったわけです。

ちょっと話とびますけど、東方もかなり広く展開されてますけど、ZUNがプロットを書いてるものが大半のような気がします。東方の場合、キャラクターの考え方がちょっと常人とは外れるところがあって、そのあたりはZUNが監修しないと”らしさ”が出ないのかなぁと。

FGOに話を戻すと、type moon作品の場合は奈須きのこの世界観と設定が”らしさ”を与えているんでしょうね。最近、月姫時代の設定資料集に出てきたキャラがFGOに登場して話題を呼んだらしいですが、15年前に作り上げたものを拡張しつつちょっとづつ切り売りするってのは、なかなか真似できないところかと。最近、メルティブラッドの外伝の路地裏ナイトメアっていうのを読んだんですけど、これは月姫世界とFGO世界とFate/extra世界が絡んだ話でこれも別々の作品だけど一貫した世界観なんだなぁと感心した次第です。

東方とかFateはこれらの”真似できないもの”があるおかげで、似たようなものがたくさん出ても勝ち抜いていけるわけですね。翻って艦これの”真似できないもの”って何なのかなぁいうのが気になってます。類似のものが出て勢いに押されてるようにも見えるわけですが、このあたりどうなんでしょうね。一つには沈んだ艦への哀しみみたいなものが、艦これの独自色になり得そうな気がしますが、その感性が今後もメディアで発揮しつづけられるのかと、ふと疑問に思いました。

(上記、紅茶さんとこの掲示板に書いたことの転載)