2004-04-17から1日間の記事一覧

「八月の博物館」  瀬名秀明

唯物論の逆、観念論っていうのだろうか、 世界の存在は五感を通じて伝わってくるので 実際に物として存在しなくても同じ感覚が与えられれば 存在していると同じと見なす考え方がある。 (精密さを欠く言い方だが分かってもらえるだろう)この考え方は生を自…

「今夜すべてのバーで」  中島らも

なんか中島らもというのは生き方が面白いと思います。 -

The Catcher in the Rye (キャッチャー・イン・ザ・ライ)  J.D.Salinger 村上春樹訳

この本は高校生か大学生の始めのころに 野崎訳のほうを手にとって読み始めたことがあったんだけど つまんなくてやめてしまっていた。これは別に村上春樹訳がいいっていうわけではなくて 単に読む時期の問題だったんだろう。 でも新書サイズの野崎訳の表紙の…

「ノルウェイの森」  村上春樹

これはかなり好きです。僕は羊よりこっち派です。 なぜ僕が村上春樹を好きなのかを説明するのは簡単。 行動よりも思考というタイプで趣味が変わっている主人公や 日常につながっている不思議な世界というのは、 ちょっと空想しがちな僕にとって非常に感情移…

「ひざまずいて足をお舐め」 山田詠美

山田詠美ってなんか前の彼女を思わせるところがある。 まぁそれはおいておいて、人間の裏の顔というかほんとのところ みたいなものに彼女(山田詠美のほうね)は興味があるんだと思う。 僕も「物事はとりあえず逆説をとってみたほうが早い」と思っている。 …

「金閣寺」 三島由紀夫

気にいっているというほどでもないが、まぁまぁおもしろかった。 普段僕も定理が美しいとかそういう使い方で「美」というものを使うが、 この「美」っていうのは何なのだろう? 何なんだという問いに答えがあった試しはないが、 この「定理が美しい」と言っ…

読んだ小説の感想

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