キリスト系女子の救出

Rewrite Harvest festa!を遊んで思いついたことのメモ。TRPGのシナリオになんか活かすと良いかもしれない。

Rewriteのヒロインの篝はふざけて「篝ちゃん、ゴッド入ってますから」というセリフを言ってたんですが、ちょっと違和感を覚えました。篝は神のような力があっても造物主というよりは、よりよい世の中を創るために犠牲になったキリスト的なポジションなのです。僕はこの篝を同じくKEYの作品Airにおける翼人と似たような立場だと認識していたので、力よりも犠牲のほうに目がいきました。

このポジションの特徴は

  • 特別な力を持っていて、人々が幸せになるために力を使う使命にとらわれている
  • その力と使命のせいでコミュニケーションに問題を抱えていて、孤独である

ということで、簡単に言えば特殊な使命のせいで自分を犠牲にしているのです。

このヒロインを救済するには

  • 使命が全うできるよう助ける
  • または使命から解放する

という方向性があります。Airの場合には使命をまっとうするところをそばで見届けるという救済(?)を行なっているんですが、これはGMが吟遊(俺の考えたスゲーシナリオで泣けよお前ら的な傲慢なマスタリング)になる可能性もあり、TRPGだとちょっと難しいかもしれませんね。Rewriteでは助ける方向で、(KEYの作品ではないですが)ラピュタでは使命から解放するという方向ですね。どちらもTRPGでは使いやすいんではないかと思います。

KEYの作品では、ヒロインが孤独であるというのも重要なポイントですね。ギャルゲーのフォーマットではヒロインと仲良くなることによる問題解決というのが基本ですので、孤独なヒロインだと主人公が手を差し伸べて理由が明確になり、わかりやすいです。