俺のトラウマがこんなに可愛いわけがない

昨日はSW2.0のGMをやりました。シナリオ名は”オレのトラウマがこんなに可愛いわけがない”です。

元々キャラクターから楽しい会話を引き出すことを目指したんですが、なかなかアイデアが思い浮かばず困っていました。リプレイからヒントを得ようといろいろ読みますと、SWのワルツのシリーズが参考になりました。このシリーズではキャラクター同士の関係性がお兄ちゃんとか、先生とか恋人とかいろいろあり、そこが楽しい会話を引き出しています。

実はワルツシリーズにはもう一つ特徴があります。それは出てくるモンスターがキモくて嫌な特殊能力を持ったやつばかりだってことです。今までワルツのリプレイをこのように評価した人は少ないのではないでしょうか。新発見ですねw

今回、それを真似て、キャラクターのトラウマを攻める触手のモンスターを新たに作りました。いきなりエロくなりましたが、そこは僕の発想の貧困さなので仕方がありません。触手の数とPCの数を一致させ、触手がそれぞれのPCのトラウマを表現するようにしました。実はソード・ワールド完全版の247ページにマリグドライというモンスターがいるんですが、そのモンスターも似たような特技を持っているので同じようなネタに使えるかもしれません。

GMとPC間の会話じゃなくて、PC同士の間でも会話が弾むと良いとも思いました。他のプレイヤーと協力して自分のトラウマ触手を倒したときに、感謝や一体感が生まれるんじゃないかと予想しました。サニティなど平静心を取り戻す魔法も一応効くようにして(実際は判定値が高すぎて難しかったが)、感謝などの感情が生まれるのも良いと思いました。クトゥルフSAN値が下がったときにする精神分析なんかでも、キャラクター間の関係が作れますが、それを参考にしています。

セッションの反省点は、プレイヤーを急かしてしまったことかもしれません。このトラウマの設定を作ったり、PC同士で協力してこのトラウマに立ち向かうところが、このシナリオで一番やりたいことでした。それなのにセッション時間が押しているので、戦闘の処理を継続しながら考えてもらったり、設定づくりに集中できる環境を作れなかったのは問題でした。いっそセッション前にトラウマの内容を考えてきてもらっても良かったかもしれませんね。またもっと演出をすることを推奨してPLの意識を戦闘のやりとりから演出に誘導しておけば良かったですね。

ワルツシリーズに出てくるキモいモンスター

新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz1 旅立ち・お祭り・子供たち (富士見ドラゴンブック) 新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz2 競争・怪盗・大湿原 (富士見ドラゴンブック) 新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz3 駆け込み・災厄・学者サマ (富士見ドラゴンブック) 新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz4 誘拐・ヤキモチ・すれ違い (富士見ドラゴンブック) 新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz5 誓い・陰謀・巣立ちの日 (富士見ドラゴンブック)

資料として1−3巻にでてくるキモいモンスターを挙げておきます。
ジャイアント・アント(1巻)ジャイアント・アント・クイーンとか幼虫(1巻)ジャイアント・ラット(1巻)ジャイアント・センティビード(1巻)
ポイズン・トード(2巻)ワイト(2巻)
ジャイアント・スパイダー(3巻)ロック・ウォーム(3巻)