人工知能概論 第2版 ―コンピュータ知能からWeb知能まで 荒屋真二
- 作者: 荒屋真二
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2004/10/10
- メディア: 単行本
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僕がこの本の中で興味をもったのは以下に示す知的エージェントの概念図である。
これを元にTRPGにおけるPLの行動宣言をモデル化できないだろうかと考えた。
下のルールベースというのは、たぶんキャラクターの目標やプレイヤーの目標と、それを果たすにはどうすれば良いのかが記述される。普通TRPGの場合GMがいてPLの行う環境操作の出力を解釈するのでそのあたりは図に加えなくてはならないだろう。
Vampire.Sさんとの議論*1で分かったこともまとめておく。まず人工知能は自然言語が理解できないので、環境として自然言語を考えた場合には環境認識で問題が生じると。また、人間はここでいう学習とはちょっと違った意味でルールベースを更新できる。もう少し具体的には自分が解こうとしている問題に対してルールが足りないかどうかを判断し、足りない場合は適切なルールを付け加えることができる。
人間は自然言語を理解できてしまうので、TRPGのプレイングの際に良く考えなくてはいけないのはルールの追加の部分をどういうモデルで考えるのかだろう。