ソード・ワールド2.0リプレイ たのだん(1) グループSNE, 藤澤さなえ

PC視点ではなくPL視点で書かれた珍しいリプレイです。初心者の方ではなく、熟練PLの藤澤さなえが執筆しています。

TRPGとビデオゲームのRPGを比べた場合、TRPGはキャラクターメイキングに時間をかけがちだという特徴があります。”ロールプレイング”であるゆえ、”どんなキャラクターで冒険をするのか”が非常に重要なんですね。このリプレイでは著者がキャラメイクのときに気をつけていることなどが書かれていて非常に参考になりました。今までのようにGM視点で書かれたいたときには見逃されがちなことですので、このリプレイの価値を高めているでしょう。

内容としては、ダンジョンものでシナリオとしてはオーソドックスなものです。でも冒険的にはそんなに意味の無い野営のシーンがすごく盛り上がったり、TRPGらしさをうまく表現していますね。