シルバーネイル ジャック・ヨーヴィル, クリステル・スヴェーン, 藤沢涼, 崎浜かおる, 小林尚海
ウォーハンマーノベル シルバーネイル (HJ文庫G ジ 1-1-4)
- 作者: ジャック・ヨーヴィル,クリステル・スヴェーン,崎浜かおる,藤沢涼,小林尚海
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2008/02/01
- メディア: 文庫
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ジュネ様のでてくるウォーハンマーノベルの最終巻です。
最初の長編ドラッケンフェルズを除けば、今までで一番楽しめたような気がします。
というのも、この本はいくつかの短編からなっているのですが、その短編の登場人物たちが、前巻までにでてきたなじみのある登場人物ばかりで、すぐお話の中身に入っていけたからだと思います。主観的な意見ですけど、このウォーハンマーノベルとか海外原作のお話ってたまに登場人物がものすごく多くて覚えきれないときがありますよね。登場人物がどんな人なの知る前に話が終わってしまうこともままあります。知っている登場人物でお話を始めてもらえると、読み進めるための手間が大分減るんです。今回は、お話そのものをじっくり堪能できました。
ロリ疑惑のかかる僕としては、レディ・メリッサ・ダクー*1を話に挙げなきゃいけないと思います。ジュネ様およびメリッサはヴァンパイヤなので精神年齢と肉体年齢が一致しません。ヴァンパイヤになった年から体は成長しなくなってしまうのですね。メリッサはジュネ様のおばあさんにあたる古参ヴァンパイヤですが、その外見年齢は12歳で、非常に萌えですね*2。今回のシルバーネイルでは2話にわたってメリッサが登場しますが、彼女の恐ろしい側面とかわいらしい側面の両面が描かれ、どちらの側面の話も楽しめました。
第5話「吸血鬼戦争ふたたび」は豪華キャストでしたね。多岐にわたったジュネヴィエーブの旅の終着点とも言えるお話で、なんとも救いのないオールドワールドを舞台にしているというのに良い読後感でした。
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*1:メリッサ・ダクー夫人ぐらいか?でも〜嬢と訳しても良いのですよね…うーむ。
*2:東方でいうとレミリア・スカーレットですね。