とらドラ! 7 竹宮ゆゆこ

とらドラ!〈7〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈7〉 (電撃文庫)

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アマゾンが書影をださねぇ。楽天もいまいちでないのでなんとなくコミック版の表紙を右に飾っておきました。コミック版の絵はイメージにすごくあってて良いですね。

とらドラって要するに普通の恋愛劇なんですよね。それがなんでこんなにおもしろいのでしょう。非常に不思議ですが、おもしろいもんはおもしろい。このタイプの恋愛話を男の子向けにアレンジすることが難しかったのでしょうか。

今回はクリスマスというビッグイベントにおける恋愛模様が描かれています。とらドラの最初の布陣をみたときには当然、大河とみのりと竜児の三角関係になるに違いないと思っていたのに、いろいろおもしろい方向に突っ走って、いやぁやられたと思っていたら、7巻にしてその布陣に戻ってこようとは!ほんと作者はうまいですねぇ。

先ほど言いましたが、これは基本的にはどこにもファンタジーのない、普通の恋愛劇なんです。ラノベって基本的に設定的にはなんでもありな形態ですが、そのライトノベルの中で普通の恋愛がこんなに楽しいなんて。まぁ普通の恋愛劇だって言っているのにあんまり褒め過ぎると僕の恋愛経験の薄さを露呈しそうで恐ろしいのでそろそろやめますが。

これがゼロ年代の想像力、日常の豊かさってやつなんでしょうかねぇ。