TRPG者にとっての世界樹の迷宮

さてさて僕は世界樹の迷宮にはまっているわけですが、世界樹をやってないTRPG系ブログの皆様はネットの動きが少々退屈かもしれません。まぁそこのバランスをとりまして世界樹をやっていなくても読める世界樹の迷宮ネタを書こうかと。とりあえずネタバレはなしのつもりで書いています。

この世界樹の迷宮TRPG者にとって親和性の高いゲームだと思いますので、そのあたりの解説をば。

中間目標をたてる楽しさ

ゲームニクスとは何か”という本にゲームの楽しさは自分で中間目標を立て、それを実行することだとありました*1。例えばRPGでボスに全滅するのってけっこう楽しいですよね。それによって、”どうやってボスを倒すのか”考える必要がでるからです。

本作はあんまり”あれしろこれしろ”といわれないのがいいところだと思います。例えば地図上のとある点では採取・採掘・伐採という行為ができ、アイテムを得ることが出来るのですが、これをするためにはその技能をもった人材を育てなければいけません。新しい採掘場を見つけたら、採掘技能をもったレンジャーを育てて、ここでお金を稼ごうとかそういう目標が立てられるわけです。
ここで、敵と戦うほうが儲かると思うのなら、採掘場は無視してもかまいません。

基本的に強くなって迷宮の奥に進むことが目標なのですが、それを達成する手段はけっこうたくさんあるのです。
PT編成もだいぶ自由ですので、その自分のPTにあった解決策をとることが必要になります。ちなみに僕は”問題にあったPT編成をする”という方針で攻略していく予定です。この解決法はキャラクターの成長コストがかかりすぎるのが問題なのですが…。

これをTRPG者風にいいますと、世界樹の迷宮では”強くなって迷宮の奥に進む”ためにとりうる最適解が見えにくく、葛藤があるといえます。宿代やアリアドネの糸代(ドラクエでいうリレミトの効果のある道具)を考えると、迷宮の最前線で戦い続けるのが最適解とは限らないのですよね。
どういうPTで何階でどういう風に稼ぐのか?これが確立できないうちはなかなか成長できないと思われますよ。それが確立できたころには新しい階に進む準備ができているのがいいところです。

妄想を楽しむ!

こちらなど、非常に上質な妄想を垂れ流していますねw。

世界樹の迷宮は登場人物がしゃべることがなく(ドラクエ的)、想像力をかきたてるものがあります。
公式サイトでもこういう楽しみ方が推奨されているようです*2

キャラクターは割りとプレーンにしておいて、積極的に自分設定(妄想)を楽しんで欲しいという方針のゲームは最近少ないように思います。こういった楽しさがTRPG者と親和性があるのは自明ですね。

さて僕も某Sさんに「PC達の設定を決めなさいよ」と言われ、確かに決めたほうが楽しいと思うのですが、一つ問題が…。
実は僕の好みでキャラメイクをしたため♀(女)PCばっかりなのです
なぜ女性PCばっかり集まったギルドなのか理由を考えなきゃいけませんね…。

テキストを楽しむ

これは簡単な話です。世界樹の迷宮のテキストはゲームブック風なのでその独特の香りを楽しめます。

”君達はゲームブックの懐かしさをかみ締めてもよいし、そんなことは無視して先に進んでもよい。”こんな調子で話が進みますよ。

まとめ

世界樹の迷宮TRPG者との親和性を語るにあたり、3つのおもしろさを紹介しました。
わりと前作の世界樹の迷宮も名作だと思いますので前作からやるのもいいかもしれませんよ。