TRPGの一般的な知識 〜一昔前のTRPG関連書物〜

やっぱりナイトウィザードがアニメでやってから、「TRPGってどうやって遊ぶんでしょう?」みたいな発言が掲示板やブログをにぎわすようになってきているように思います。

TRPGの遊び方についてはリプレイと呼ばれる本を読んでもらえるといいと思います。
2007-10-04 - 月鎌/Fの中のMの中のF
2007-10-09 - たけぽん 日々の由無し事
ナイトウィザード関連書はこのあたりを参考になさってください。

で、そんな初心者のみなさんにちょっと昔話をしようかと。

十数年前もロードス島戦記を皮切りにTRPGがはやっていた時期がありました。そのときに出た関連書は今は絶版となって手に入れにくいのですが、非常に参考になるものも数多いです。

ブックオフなどで手にいれれば非常に安価なことが予想されますのでお近くの店で探してみてください。

ちなみに僕も捨ててしまってほとんど持っていません。10年以上前の記憶で書いていますので細かいことには目をつぶってください。

新しいTRPG関連書はやはり洗練されていまして読みやすいです。でも、ナイトウィザードならナイトウィザードと、各システムに特化していますし*1 *2、値段も高めなことが多いです。
どのシステムをやるにしろ、幅広く使える知識*3を提供してくれるのが、僕がこれから紹介する本のいいところです。
これは強調したいところですね。

マスタリング・テクニック

TRPGではゲームマスターGM)という進行役が必要なことが多いのですが、その進行テクニックに関する本です。

これは映画を元ネタにしたシナリオ演出法が書かれています。
ちょっと映画の例が古いかもしれませんが、なかなか実践的です。
例がリプレイ形式で書かれているので、がちがちの技術書というよりは軽い読み物として読めるのもいいと思います。
やっぱりRPGが好き! (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)

やっぱりRPGが好き! (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)

持っていたはずなんですが、内容がまったく思い出せません。
序盤でPCが死んだらどうする?とかダイス目をごまかしてよいのですか?とか今読んでも参考になる内容がのっているみたいです。こういうマスタリングのコツが乗っているものは珍しいですね。僕も本屋で探したほうがよいかもw。

○○コレクション

ファンタジーで使われる素材についての事典的な役割をもっています。
ただ、事項に関するエピーソードが追加されているので、とっつきやすいかと。
モンスター・コレクション―ファンタジーRPGの世界 (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
アイテム・コレクション―ファンタジーRPGの武器・装備 (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
トラップ・コレクション―ファンタジーRPGの罠・仕掛け (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
スペル・コレクション―ファンタジーRPGの魔術 (富士見書房―富士見ドラゴンブック)
シティ・コレクション―ファンタジーRPGの街〈上〉 (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
シティ・コレクション―ファンタジーRPGの街〈下〉 (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
キャラクター・コレクション―ファンタジーRPGの職業・役割〈上〉 (富士見文庫―富士見ドラゴン・ブック)
キャラクター・コレクション―ファンタジーRPGの職業・役割〈下〉 (富士見文庫―富士見ドラゴン・ブック)
ホラー・コレクション―恐怖世界の怪物たち (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
僕が持っていたのはモンスター、スペル、職業ぐらいかな。ファンタジーの基礎的な知識が手に入ります。モンスターは由来を知るだけでただのデータから生き生きとした存在になったりします。こういう情報を知っていることはわりと大事ですよ。ただ、今は名前さえわかればwikipediaなどに詳しく書いてあることもありますので情報自体はけっこう手に入るかもしれませんね。絵つきとかなるとかなり苦しいのでやっぱりこういう本があるといいですが。

ファンタジーの常識、クイズ系

ファンタジーRPGクイズ―五竜亭の一夜 (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
ファンタジーRPGクイズ〈2〉五竜亭の冒険 (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
ファンタジーRPGクイズ〈3〉五竜亭の挑戦 (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
ファンタジーRPGクイズ〈4〉五竜亭の激突 (富士見ドラゴンブック)
このまえ雑談していて、わりとシニアなメンバーでも五竜亭を知らない方が多くてカルチャーショックをうけました。

冒険者のキャラクターたちが体験談を語ったりしながら、こんなときどうすればいいのかがクイズになっていたような気がします。

ファンタジーRPGバトルクイズ52 (角川mini文庫 (39))
僕は大人になったからキクタケを知ったので、この本は知らないのですが、検索したら見つかったので加えておきます。

ファンタジーRPG100の常識 (富士見文庫―富士見ドラゴンブック)
内容は忘れてしまいましたw。
多様化した世なのであんまり常識を頼りにできないとは思いますが、プレイングスタイルの差を埋めるのに役に立つかもしれません。でも内容を忘れてしまったのでほんとに役に立つかどうかはわかりませんがw。

*1:遺失するもの、継承されるべきもの: 2D6で1 例えば、昔いっぱいあったTRPGの入門者向けのハウツー本は、ここ4年以上新しいものが出ていません。

*2:『Role&Roll』vol.38 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新) RPGが多様化してきて、個々のシステムについて習熟することはできていても、より根っこの部分について考えていく機会というのは、それほど増えてはいないのではないか

*3:やっぱり古くなっているから多少応用しなきゃいけないだろうけど