R・P・G vol.4―季刊 国際通信社
- 出版社/メーカー: 国際通信社
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 単行本
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いつもこの雑誌は買ってなかったんですけど、今回は地図特集ってことで買ってみました。
しかし買ってみると、休刊のお知らせが!
中身は大変おもしろいのに残念です。
ナイトウィザードとか、かなりがんばっていますし、TRPG人口も増え、ちょいと渋い遊び方をする人口も増えていきそうなものなのですが…。まぁ大人の事情は致し方ないですね。
地図特集
TRPGにおける地図
TRPGやCRPGにおける一風変わった地図の使い方をいろいろ紹介しています。オンラインだと地図を使った遊びがしにくいのですが、オフラインでやってみたいですね。中にはオンラインでも使えそうなネタもあります。
地図をつくる冒険
ランダムダンジョンでの遊び方いろいろ。ためになります。
<地図>を携え、<地図>の彼方へ
個人的には最もおもしろかった記事です。
RPG世代論とそれぞれの世代のRPGにおける”地図”の役割などを紹介しています。
ここでの”地図”はかなり広い概念です。
本文にはそこまで具体的な話はでてきてないのですが、僕の思うところを少し述べさせていただきます。
突然ですが、ダブルクロスにおける地図ってなんだと思いますか?
さっさと答えをいうと、僕は人間関係図だと思います。そう考えると、ダブルクロスでロイスを結んでいく経過っていうのは古典RPGの地図を埋めていく過程に対応してしまうのです*1。
新しいTRPGをこういったアナロジーで捉えるのは、個人的にはすごく好きで興奮してしまいました。。
背負い袋に、この一冊
TRPGに役に立つ本を紹介するコーナーですが、地図を効果的に用いた物語が紹介されていて非常に楽しかったです。
演劇屋はTRPGの夢を見るか
なんかAのネットラジオのウチガネさんと言っていることかぶってるなぁと思いながら読んでいたら、ウチガネさん本人が書いてる!驚いちゃいましたよ。
役割のロールと演じるロール、両方必要なのではって話はなかなかおもしろかったです。
ちなみにここで言っている演じるロールの意味は、TRPG者が普通イメージするところの演じるとは少々意味が異なっています。かっこいい台詞を言うとか、そういうことを言っているわけではないので気をつけてください。また、単に両方楽しいから両方必要って意見ではありません。
読む価値のあるお話だと思いますよ。
その他
あとは具体的なシステム関連の話ですかね。
ウォーハンマーとかトラベラーとかナイトメアハンターディープとか。
ナイトメアハンターディープの雨の中かさをさしている女の子の挿絵が怖いんですがw。
僕だったら絶対係わり合いになりたくないタイプですねw。
あとボードゲーム LAST NIGHT ON EARTHはすごくおもしろそうでした。
それにしても休刊となるのは残念ですね〜。
おとなり記事
*1:シナリオの作り方 キャラ編(6) - 明日のためにを参考 こうやって図にしてもらえるとよくわかる