<マチ>の冒険者を本気にさせる小道具

前回の記事の追記的な記事なんですけど、前回のはPLがPCの設定をする際に気をつけることで、今回はGMサイドのシナリオつくりのコツのお話です。

その<マチ>生まれの冒険者がスリルを求めてお気楽冒険をしているとき、もうちょっとシリアスな話にしたいなぁとか思うときがありますね。もちろんお気楽冒険もいいです。僕も好きなんですけど、それにちょっと飽きたときの話です。

<マチ>を舞台にするっていうのが、現代的なんですよね。ならば現代物ではやっている構造を持ってくるのがストレートでしょう。それはつまり、日常への非日常の侵食ですよね。もちろん冒険者といえど、日常はあり、その日常が非日常を体験したいという気持ちを支えているはずです。その今もっている日常の危機っていうテーマを持ってくることこそが現代的であって、舞台を○○県○○市とかにすることが現代的だというわけではないのです。

まあシナリオの雰囲気という意味で現代的な話に現代的な舞台を用意するっていうのは当然のやり方かと思いますが、別にファンタジーでも現代的なテーマでできるし、逆に、SFでも辺境のコロニーから来た主人公が、大都会で一旗あげる話にすれば、ちょっと旧時代的名な雰囲気の話になります。

でも、あまりに”現代性”にこだわりすぎるのも息苦しくなると思うので気をつけてくださいね。なんでファンタジーや遊びでまで閉塞感を感じなきゃならんのかw古き良き構造の話で思う存分羽を伸ばすっていうのももちろん楽しいですよね。