ジョン平とぼくと 大西科学, 銀八

ジョン平とぼくと (GA文庫)

ジョン平とぼくと (GA文庫)

ちょっとシリアスなエブリディマジック*1

なんかカテゴリにもtrpgとかつけたのはなぜかといいますと、ウイッチクエストに似た部分があるからです*2。共通点をまとめると以下のよう。

  • 使い魔と人間でペアになる
  • 人間も動物もそれぞれ魔法が使える
    • 人間の使う魔法は用途が広いがそこまで強力でない(不確実)
    • 動物が使う魔法は用途が狭いが強力(確実)

こんな世界観のなかで魔法が得意でない主人公、北見重とその使い魔でゆるい感じの犬、ジョン平が学校で、ある事件に巻き込まれます。

エブリディマジックにしては、ちょっとシリアスな展開でウイッチクエストのシナリオ作りの参考になるのではないかと思ってこういう紹介をしました。

ところで、本書はもともと第32回惑星開発大賞を読んで気になってた作品です*3。そこではこれが成功している成長物語と紹介されています。確かに、そういうテーマを感じ取ることもできるけど、なんか全体的なゆるい雰囲気に巻き込まれて読んでるうちに、ぱっと終わってしまって、”成長”ってテーマを強く感じ取れなかったけど…まだ1巻だからかな…?僕にはよくわからんでしたよ。でも世界観もおもしろいし、ジョン平もかわいいので2巻も読んでみようかと思います。

参考リンク

大西科学:著者のサイト
#もの書き Wiki - ジョン平とぼくと:sfさんも注目の作品