TRPGの未来像

年末ですし、楽しい未来を思い描いて楽しく新年を迎えましょう。

http://d.hatena.ne.jp/koutyalemon/20061221/p1

ここでは少々現実的な意見が述べられていますが、僕はきっとこれから楽しくてしょうがない未来が待ってるんじゃないかと思っております。

TRPGって何か、オフラインで机を囲むのがTRPGじゃないのかとかそこらへんはおいておいて、僕はGM−PLで、会話で進行するRPGがTRPGだと思って話を進めます。

そのなかでも僕が期待したいのは、小さなMMO的なものです。誰でも考えることと思いますが、MMOの枠組み、インフラをつかってTRPGができないもんかということです。といっても僕はMMO未経験なもので”そんなのもうあるよ!”とか”それは技術的に絶対不可能です”とかいうことがあるならぜひ教えてくださいね。


FF13のトレーラーとか見ましたか?かっこいいですよねぇ。TRPGはともかく家庭用ゲーム機の業界はものすごい白熱しています。そしていっぽう、おたくは自分たちでものを作る喜びを満喫しています。最新の3DCG技術を使って手軽に作れるゲーム開発環境、ゲームの公開場所その二つがあれば、なかなかはやりそうなものなんですけど。

今ある中ではPHI(PHantasmal Island)なんて、僕の考えていることに近いのかなぁ。これは有志がサーバーをたててWM(ワールドマスター)になり、そこへプレイヤーがクライアントソフトを使って接続するという形式です。オンラインチャットでTRPGをやる場合にも人集めのためにサイトをもつことが多いですが、これに近い形式といえそうです。しかし少々古いですね。これと同コンセプトや似たようなコンセプトのMMOはないのかなぁ。


また、今ある技術ですぐにできそうなのが、多人数参加で遊ぶ絵の動き付チャット。NScripterっぽい感じで、ペープサート(懐かしい単語)みたいにキャラを動かしながらチャットすればいいわけで、これは立ち絵があればできそうです。欲を言えば喜怒哀楽の表情が欲しいですけど。これは実際にプレイするときにはなんか恥ずかしい感じもしますが、じつはリプレイに有用な手段じゃないですか。ギャルゲーっぽいから嫌だっていう人も多そうですけどw。


あとは、まだ実現されてない未来のことを述べていきましょう。まず第一歩として出さなきゃいけないのはRPGツクールオンラインです。なんていいつつこれまたRPGツクールやったことない私…。グーグル検索の知識だけでこんな妄想を述べていいんでしょうか…。GM的な立ちいちの人がゲームに介入してリアルタイムに修正していくようなことは可能でしょうかね。あんまり難しいことしなければいけそうな感じもしますが…。この範囲に入ると目標値いくつで危機感知発生とかそういうイベントフラグを置いていったり、時間管理をしたり…。危機感知、本当に成功した人しか分からなかったりするとけっこう楽しいことが起こりそうですね。PLがとろいと気づいてもみんなに教えられないとか。


MMOとTRPGの違いなんてみなさんよく、論考されていると思いますけど、ここでも僕なりにはっきりさせておきたいですね。食わず嫌いだと思うのですが、僕がMMOをやらないのはまぁネット廃人になりそうだからってことと(もうなってる?)、そうやって廃人プレイをしないとおもしろくないんじゃないかってところです。まったりプレイがお好みなんだけど、時には世界の危機を救いたいときもあるじゃないですか、週末勇者でも世界を救えるようなそんな世界観がいいですけど、こういうのはイベントが公平だと逆に難しいんじゃないかと思うのですよね。GM−PLのサーバークライアントモデル、これの対応力はGM次第ですけどコンピューターにはそうそう負けないはずです。この対応力を素直にいかせるようなインターフェイスをもったリアルタイムゲーム作成ソフトができないもんかなぁと思います。


最終的にはチャットでTRPGするのと同レベルの労力でオンラインセッションが立てられるといいですね。3分でネタ考えて、30分で敵のデータを用意して配置。これができるようになれば面白いなぁ。膨大な3DCGポリゴンのデータベースがあれば、案外できそうだと思うんだけれども…。2足歩行はこんな感じとか多足歩行はこんな感じとかそうやって動く針金動物にポリゴンくっつければいいはずなんですよね。カスタマイズは既存のモンスターの部品を膨らます、しぼませる、ねじるとかやればけっこうオリジナルな部品ができそう。


コントローラーもWiiみたいなやつじゃなくて脳波コントローラーできないかなぁ。マウス(ねずみじゃないよ)動かすぐらいはできるらしいですよね。5体を動かさなきゃいけないのにキーボードやジョイパッドは不便すぎるんじゃないかなぁ。

そんでその脳波コントローラーにフィードバックがかかる仕組み(そういうのがいやだから脳波を使うんだけれどもねw)なんかを秘密企業が作るとあっというまに.hackの世界です。そんな楽しい未来がきっと待ってると思いますよ。

追記

いろいろ探しているとNWN(ネヴァーウィンター・ナイツNeverwinter Nights)なんて見つけてしまいました。D&Dを基にしているらしいです。これにはかなり凝ったシナリオ作成モードがあるんですね。チュートリアルを見たらPCとNPCの会話は先に作っておくって感じですか。そこまでくれば話が進展するんですね…。う〜ん、まだまだだなって思ってたらなんと、DM(D&Dの場合はダンジョンマスターか)クライアントを使えばまさにTRPGができるって書いてありました。TRPGonlineで特集記事が組まれています。おおぅ!なんと僕が思っていたことはもう既にできるんだ…。世界の進展は速いな〜。これ面白そうですよね。買ってしまう予感がします。やばいなぁ。でも仲間がいないと…。

追記2

MMOのリプレイっぽいものがYouTubeで配信されてないかなぁと思ったらやっぱりあった。

まぁこれは加工しすぎなんだけど…。よくできてるのでつい。
こっちは素の動きが生かされてて楽しい。

まぁリプレイじゃないなぁ。でもリプレイをこういう形式で配信するのもありですよね。むちゃくちゃ編集がいるけど。

追記3

http://d.hatena.ne.jp/koutyalemon/20070115/p1
こうやってトラバ返しをしていると一生続いてしまうんで、そろそろやめとくべきなんですが書き忘れたことがあったので…。

ちなみにROにはサイコロ機能がついているので

やろうと思えばアリアンロッドくらいなら

RO上で出来ますよ!(帰れ)

僕はアリアンロッドとかダブルクロスをやっていて、スキルやエフェクトのヴィジュアル的なイメージが足りないって思いがあるんです。ダイスが何個増えて、対象が変わってというのわかるんですけど、ドラクエで言うとメラ、メラミ、メラゾーマとだんだん火の玉の大きさが大きくなってほしいじゃないですか。高橋弥七郎(シャナの著者)ぐらい描写がうまければ、文章でもその違いがわかると思うんですけど、爆発とか効果の描写って素人にはけっこう難しいですよね。特にダブルクロスなんて大変だ…。これがCGで作れれば、誰の目にも効果が明らかで、わかりやすいと思います。僕は文章の描写が苦手でキャラクターの特徴を伝えるのにも、文章をながながと書くぐらいならキャラグラを描いてしまいます。今はそうやってキャラグラを描いてイメージを伝えていますが、将来は3DポリゴンのCGアニメーションを使ってキャラクターのイメージを伝えたいなぁという話だととってください。提供元がそのグラフィックを用意するのではなく、自分でグラフィックを用意したいんですよね。

なんて言ってないで、自分で作ってみました。何にも知らないでやりはじめて1時間もあればこんなのかけます。慣れれば30分でできるかな。(PROJECT TEAM DoGA素人でも簡単に右のような画像がかけます。すばらしいツールがダウンロード可能です。お金を払うとさらに高機能な絵が描けるみたいです。アニメーションもできるみたいですが…そこはまだ。)

ただホンネを言うとMMOの方向に進化するなら

MMOで良いじゃないって気が〜。

このように言われて、ちょっと自分の立ち位置を再認識したのですが、僕はそもそもRPGには、ドラクエやFFをはじめとするComputerRPGから入っていて、正直思い入れはオフラインTRPGよりCRPGにあるんでしょうね。だから、僕の言っていることは、極端に言えばCRPGにTRPG的なおもしろさを追加してTRPGは滅べって言っているとも言えます。こんなにTRPGのおもしろさについて記事を書き続けながら自分がユダだったとは驚きですね。

追記5

追記多すぎ!
ネトゲ研究日誌:希望は捨てない - livedoor Blog(ブログ)
でもやっぱり、ユーザーがコンテンツつくりに参加しないと、結局コンテンツ不足になるという話。
こういうのを解決するモデルとしてもTRPG的なモデルがあるといいかもしれません。