男性PC女性PC

萌えキャラって自分自身じゃないの 〜性差によるイメージの違い〜は大変興味深い記事でした。異性キャラは自分の理想の異性をイメージして作るので以下の二つの理由からロールプレイしにくいのではないかというのが要旨なのではないかと思います。

  1. 異性キャラは自己というより他者なので行動原理を把握しにくい
  2. 異性キャラは自分の理想が投影されていので、セッション中にイメージがくずされるのを嫌い、柔軟な対応がしにくい

タイトルと逆の結論のように思えるんですけど…僕の解釈が間違ってるのかなぁ。


”萌えキャラ=自分自身説”は少し前、トラウマを解消する形の恋愛美少女ゲームに関する批評でよく出てきたんですが、ここではそれとは少し違うことが述べられているようですね。


さて、僕はというと特にオンラインでは女性PCのほうがやりやすいという変な野郎です。その理由考えると、スレイヤーズとかライトノベルの影響を多分に受けていまして、はっちゃけた性格のPCをやるときに男性PCだとヴィジュアル的にうざかろうということだと思います。こういう場合にはキャラシートの性別欄に”女性”っと書いて、女の子のキャラグラを書いているだけで、実は自己の延長線上で遊んでいるんだと思いますね。あんまりきばって女性をやろうとはしてないです。女性PCが理想のパートナーだとすると、僕は百合リザードマンとか、高飛車リトルグレイとかが理想の女性像ってことになってかなりまずい人になりますね。「あなたはまずい人ですよ」っていうご意見は聞こえません。


今までの傾向では僕は男性PCをやると比較的まじめな感じになり、女性PCをやるとわりとはっちゃけた感じになりますね。これは僕の男性像、女性像を反映してるかもしれないなぁ。「はっちゃけてるように見えても女は苦労が多いのよ」って説教されると”すみません”と謝るしかないんですが…。まぁこれもそれを打ち破るPCを作って練習したりすると変ってくると思います。それから「あんたはPLで雑談してるときがいちばんはじけてます」という指摘も却下します。


ファンタジーで冒険してる分にはそう性差が問題になることはないと思うので普段はこれでOKですけど、こと話が恋愛とかに及ぶと、これはさすがに自己の延長じゃ話にならないので、がんばって想像することになります。しかし、正直”設定以上の考え”はでてこないですね。女性PCを【オヤジ好き】な設定にして、そのように演技することはできますけど、なんで【オヤジ好き】なんだとか考えていくとぜんぜん実感なかったり…。まぁ実感があっても逆に困ると思うけど…。理由は”PLがそう決めたから〜”以上のものは、なかなかでてこんのです。でも、それがダメだといわれたら自分みたいなPCしかできなくなっちゃうからなぁ。自分と違うキャラをうまくつかむために、いろんな手段があると思います。キャラグラ描いたり、100質答えたり…。その苦労を味わう遊びでもあると思いますねTRPGってやつは。


まとめるとですね。心理学上のいろいろな解釈はともあれ、別に異性キャラをやるにしても自分の理想のパートナーがいつも投影されてるとは限らず、むしろヴィジュアル的には少し理想化された”自己”の投影をしてる場合もあるんじゃないかと思います。しかし、これはあれですな。このあたりをつめて考えてもロールプレイがうまくなったり、セッションするのが楽しくなったりするわけじゃなさそうです。ほどほどにしときましょう(笑)。