PL技術向上のためインプロとかちょっと調べてみた

先日即興演劇に関する本を紹介しました*1。新しい知見もあっておもしろかったんですけど、もうすこし具体的で使いやすく、すぐPL技術として取り入れられるものはないかなぁと思ってその周辺も調べてみたので、その報告をします。

まず今回のテーマとなる”インプロ”という言葉を説明します。

インプロ(Impro)は「インプロビゼーション(Improvisation=即興)」から来た言葉で、「台本や打ち合わせが全くなく、その瞬間に起こったことを受け入れ合いながら即興で作られていくエンタテイメント」です。
http://www.impro.jp/ から引用しました)

もう少し細かいことはWikipediaで調べるのが早いですね*2

もう本日はリンク先を読んでくださいというばかりでまったく僕のオリジナルな意見はないのですが、まぁなかなか参考になるのです。特に参考になったのは 即興実験学校重要キーワード集でした。こういう態度をもってTRPGに望むといい物語ができるんじゃないかなぁって思います。イエス・アンドとかフォーカスとか、意識したほうがよさそうなことはいっぱいありますね。


それでですね。僕はこういうのは、技術であって研鑽するっていうイメージだったんですけど、よく読んでいると”考えすぎない”ことも重要であることを教えてくれます。 演劇は今では台本ありのものが主流ですけど、インプロはわざわざ”台本なし”で劇をする以上、”自由にやる”ことに重きが置かれているわけです*3。これは脚本を書く技術や演出をする技術とはまた別のものなんでしょうね。きっと。


まぁそんなこんなでまとめは特にないんですけど、インプロゲーム*4の一つをテーマにしてシナリオを作ったりするのもおもしろいんじゃないでしょうか。つまり、ハンドアウトをうまく設定して、おもしろいインプロゲームになりそうなシーンが発生するように調整しておくとか。でもこれやるならもうGMが”こういうことがしたいんじゃ〜”ってぶっちゃけたほうがスムーズにいきそうですね。