「透明な存在の不透明な悪意」  宮台真司

これはそんなに好きな本ではない。
ニュータウンの歪みみたいなものはそんなに目新しい話じゃないし、
宮台自体が”おやじ”的な考え方におちいっている。
でもそれはしょうがないことだし、
彼がその困難をどう解決するのかには興味を覚える。
ところでこの本のネーミングだが、
サブカルチャーに依存した言語観の持ち主には
キャッチーかもしれないが、
彼のいうようなダークサイドが好きな人間に
とってはこのキャッチーさはいただけないと思う。

                                                                                                                                                              • -