一月ぶりの日記 冬アニメの総括とか

震災もあって3月後半から4月はすごく忙しかったですね。今もけっこう忙しいです。それはともかくせっかくまどかも無事に終わったので冬アニメの総括でも。ネタバレしまくりなので気をつけてくださいね。

作品の評価で順番をつけろと言われれば

  1. スタードライバー輝きのタクト
  2. 魔法少女まどか☆マギカ
  3. インフィニット・ストラトス

ですかね。

以下感想。

スタードライバー輝きのタクト

2期に渡って楽しめた作品でした。行動が芝居がかっているので違和感がある人もいるかもしれませんが、ヒーロー物は芝居であるというフレームで見ますと気にならなくなります。

そう思って見ると、むしろ、ヒーロ物には珍しく微妙な三角関係が描かれていてちょっぴりリアルで大人の雰囲気が醸し出されている作品でした。

終わり方はまどかと比較すると面白いかも。

魔法少女まどか☆マギカ

可愛い絵柄の少女たちが残酷な運命に抗うお話。ストーリー展開があまりに過酷なため話題を呼びました。

震災で放送が中断されましたが、中断前の勢いはすさまじく、中断さえなければ圧倒的な人気のまま最終回まで突っ走ったと思います。

最終的な展開の比較

さて、最終話をタクトと比較してみましょうか。まずみんなのために自己犠牲になる王、あるいは聖人としての役回りを持っているのがまどかとスガタです。いっぽうその聖人を救いたい友人の立場にいるのがほむら、そしてタクトですね。ここでは勇者と呼びましょうか。

魔法少女 スタードライバー
王、聖人 まどか スガタ
勇者 ほむら タクト

この2作品、最後のストーリー展開は対照的です。まどか☆マギカの場合はまどかの自己犠牲でもう少し平和になった世の中に感謝する話となっており、スタードライバーの場合スガタの自己犠牲を許容しないタクトがスガタを現世に取り戻す話となっています。

この話をシンプルに考えるとキャラクターの性別の違いがまず問題になるかもしれません。
まどかは女の子ですので、ヒロインであり犠牲と相性が良いイメージです。いっぽうタクトは男の子ですのでヒーローであり、困難の克服に相性が良いイメージですね。まずはシンプルにその差が効いているでしょう。
さらに言えば、勇者の立場のほむらちゃんが最後の最後には救われるべきヒロインになってしまったため、まどかの自己犠牲が必要だったという考え方もできます。

話が脱線しますが、TRPGでももしかしたらこれをやったら良いのかも。最終戦で戦闘に負けたらヒロインが自己犠牲で勇者を救うエンドにして、最終戦で戦闘に勝ったらヒロインを救えて幸せエンドとか。

まどかの最後はあまりに世界を超越しているため、デモンベインの最後を思わせるところもあります。あのエンドではエンドレスに外なる神と戦い続けるんですが、その雰囲気とほむらちゃんの最後の戦いが被るものもありますね。そうするとまどかに会うために、戦い続けて自分も神や概念となろうとしているほむらちゃんの友情で物語を締めることになります。まどかもほむらちゃんにもうすぐ会えると言っていることも踏まえて、こういう解釈もありでしょう。

そうすると輝きのタクトにしろまどか☆マギカにしろ、友情で相手と自分が同じ世界にとどまるというところでは同じということになりますね。

まとまらないんですが、こんなところで。