ソードワールド2.0リプレイ from USA(1) 蛮族英雄 バルバロスヒーロー  ベーテ・有理・黒崎

ソード・ワールド2.0リプレイ from USA(1)  蛮族英雄─バルバロスヒーロー─

ソード・ワールド2.0リプレイ from USA(1) 蛮族英雄─バルバロスヒーロー─

実はこの本の作者の黒崎有理さんは(最近はご無沙汰しているものの)何度も一緒にTRPGを遊ばせていただいていた方です。気がついたらリプレイ作家になられていたようで驚きました。

有理さんはすごくTRPGに情熱があるし、ものすごい巨漢で見た目のインパクトもあるのでいつかこの業界で大成するのではないかと思っていましたが、思いの外早かったですね。もしかしたら僕がのんびりしているだけで世界はそれなりのスピードで動いているというだけかもしれませんが。

さて、本書の感想ですが、アメリカと日本のプレイスタイルの比較がいたるところで出てきて、日本的?な”物語をGM、PL全員で創り上げる”というスタイルの重要性を再確認させてくれるような作りになっていると思います。僕は普段TRPGで小難しいエントリーを立ち上げてしまいがちですが、やっぱりみんなで物語を作るというのがTRPGの面白さの原点であると思いますし、そこは何度確認しても良いことでしょう。

ソード・ワールド2.0では基本的に悪役である蛮族を主人公にするなど、テーマ的にも面白いですし、今後の展開に期待しています。