月は無慈悲な夜の女王 ロバート A.ハインライン, 矢野徹

月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)

月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)

僕は恥ずかしながらこの題名のパロディである”華は無慈悲な森の女王”を先に知りましたよw。ちなみに世界樹の迷宮のネタです。

Sさんに勧められたロバート A.ハインライン夏への扉はすごくおもしろかったのですが、本作にはだいぶ苦戦しました。577ページもあるんですよ。ラノベみたいな感じじゃなくて文章がぎっしりつまって。途中で何度も読みつかれてしまいました。実際読了するのに1月以上かかってしまいましたね。非常に熱い物語が動く部分はどんどんページが進むんですが、けっこう小難しい話を延々とされる部分も多くてそこがしんどいです。もしかしたら訳がもどかしいのかもしれませんね。

物語全般として、けっこういい味だと思うのですが(特に終盤。物悲しくてよいです)長いせいで感動が薄れてしまうように思いました。