ウォーハンマーノベル ベルベットビースト ジャックヨーヴィル, クリステルスヴェーン, 待兼音二郎, 矢野真弓

ウォーハンマーノベル ベルベットビースト (HJ文庫G)

ウォーハンマーノベル ベルベットビースト (HJ文庫G)

読むのにずいぶん時間がかかってしまいました。前半は”うぉーおもしれ〜”とページをめくる手が進んだものの、中盤少々だれてしましましたね。後半は後半で熱い展開なのでまたおもしろく読めます。

あとがきにて少し触れられているのですが、ジャックヨーヴィルのオマージュのテクニックはすばらしいですね。今回は、切り裂きジャックを彷彿とさせる事件の顛末が書かれたものです。こういう既存の事件やお話の設定を真似しながら、新解釈を追加し自分の話にしていくというのは非常にTRPG的なテクニックだと思います。身の程知らずながら、見習いたいところです。

今回は推理小説的な雰囲気を持っていてベルベット・ビーストの犯人当てをしたくなります。僕は結局正体を当てることはできませんでしたね。ナイスミスリードでした。

本文は415ページほどあるのですが、普通のラノベのように空白のうまく使われた読みやすい印刷ではなく、けっこうきちきちにつめられていて、なかなかボリュームたっぷりです。最初に述べたように中盤でちょっとだれてしまいましたが、事件の発端や終結部分には見るべきものがあります。

まぁウォーハンマーノベルを2巻まで読んだ人は勢いで読みましょうという感じです。

こうやって苦労して3冊読み終わったわけですが、すぐに新刊でてしまいます。どうしようかなぁw。僕の愛しのジュネ様が出るっぽいのでやはり買いだろうかw。

ウォーハンマーノベル シルバーネイル (HJ文庫G ジ 1-1-4)

ウォーハンマーノベル シルバーネイル (HJ文庫G ジ 1-1-4)