一番好きな作家が桜庭一樹な人はいるのだろうか?

紅茶さん経由で桜庭一樹直木賞を受賞したことを知る*1

すげぇぜ桜庭一樹!と思う一方、桜庭一樹はどうする気だ?と思わなくもない。

どうする気っていうのは、紅茶さんとこでも言ってるけどライトノベルはどうするのって話。もうちょっと言うとどういうジャンルに落ち着くのかってこと。それは誰かにとっての一番好きな作家になれるかという問題とも関わってくる。

ダヴィンチ 2008/01月号

ダヴィンチ 2008/01月号

去年の年末、ダヴィンチでいろんなランキングをしていたけど、好きな作家ランキング女性編で桜庭一樹が20位以内に入らなかったのは、僕には印象的だった。

ただ、ダヴィンチのランキングは、投票者が文科系女子よりという話もある*2。おもいっきり主観で、何の根拠もないけど、桜庭一樹はどっちかというと男性読者にうけるので、得票数が伸びなかっただけかもしれない。

いろんなジャンルで書くのは作家的にはチャレンジングでおもしろいんだろうと思うんだけど、固定ファンがつきにくいって側面もあるのは確か。そこをどう解決するのかあるいは解決しないのか、桜庭一樹の動向がこれからも気になる。

個人的にはどっぷり一般小説に向かわず、いつまでもライトノベルとの境界領域で読者を獲得していって欲しいなあ。