ロードスから20年…ナイトウィザードのアニメ化を応援する

ナイトウィザードのアニメ化のニュースは6月25日のふぃあ通*1でも速報されているし、一部ではもう少し早くニュースになったはずだ。何をいまさらなタイトルだ。

アニメ化されるということは知っていたが、結局自分のTRPG環境には関係なさそうだと、完全にスルーしてしまっていた。

しかし、ふぃあ通で繰りかえされる力の入った宣伝を聞いているうちに、感化されて楽しくなってきた。文庫で発売されるルルブ、増加し続けるTRPG関係の出版物、そしてTRPG作品のアニメ化。
TRPGの復活を象徴する出来事になる予感がする。むしろ積極的に何かしたい思いにかられた。

なぜなら、アニメ版のロードスは僕がTRPGと出会ったきっかけだったからだ。
僕はアニメ版のロードスから入り、小説版を読み始め、さらに興味はリプレイに拡大し、最終的にソードワールドのルールブックを買うことになった*2

それを考えると、きっとナイトウィザードのアニメを通して、TRPGに興味を持つ子供達が出るんじゃないかと思う。そんなかつての自分そのもののような境遇の子供達に僕らは何をしてあげられるのか?
少なくとも、キャラクター性重視のプレイスタイルを馬鹿にしたり、ハイファンタジーと比較して世界観の広がりの薄さを揶揄することではないんじゃなかろうか。

ロードス島戦記のとき…というかソードワールドが隆盛を誇ったとき、D&D的な遊び方との齟齬に戸惑い、確執が生じたという話を聞き及んでいる*3。今回も心の準備をしておく必要がありそうだ。
特にオンラインセッションサイトで遊んでいる場合には、問題が顕在化しやすいだろう。

僕たちソードワールドで入った世代は、若者に悪影響しか与えないので単に消えていけばいいのか、それとも彼らと幸せな関係を築けるのか。あなたはどのように関係をハンドリングしていくつもりですか?

補足

最初ロードスから10年って書きましたけど、ロードスから20年ですね。僕が見たのはOVA版でした。1990年製作ですね。テレビ版は1998年製作です。
詳しくはwikiepedia参照

*1:今月のふぃあ通などは、富士見ファンタジア文庫の宣伝のコーナーでSNE製品を紹介しまくっている。F.E.A.RとSNEでパイを分け合う構図から、二つのグループで協力して新規パイを獲得しようという構図に変化しているのを感じた。

*2:私のゲーム遍歴 - ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む

*3:RPGコラム 『うがつもの』: TRPGがたどった問題点たち 〜ScoopsRPG記事プレビュー〜