TRPG継続の最大の敵は自分だと思う

 貴方は、いつか自分がTRPGに飽きてやめてしまうことを、想像できるでしょうか。あるいは、自分は飽きずにいても、周囲の仲間がTRPGに飽きて、ともに卓を囲む機会が無くなってしまうことを、想像することはできるでしょうか。

 10年後、貴方と貴方の友人は、変わらずTRPGに興味をもっていますか?

 もしも貴方が、TRPGを長く楽しむことを望むなら、TRPGを今以上に面白くする(させる)方法と、TRPGに飽きずにいる(いさせる)方法を考えることは、有用であろうと思います。

2007-07-07 - GMブログ - game master

井上(仮)さんのGMブログは見識深い意見が多くて参考になります。でも見識が深すぎて、つっこみどころがなく僕ごときが言及すべきことがないのが問題っちゃ問題ですw。

最近GMブログでは重要なことが述べられているなぁと思ってはいたのですが、このつっこみづらさから話題があんまり波及してないようですね。そんな問題意識から空騒ぎしてみようかと思います。

他にも楽しいこといっぱいあるしね…

さて本題、僕も最近めっきり実プレイの回数も減り、じゃあTRPG論考でも書いているのかっていうと、実はそれすらも回数が減っています。まぁこれは今やっているキャンペーンのネタや考察は書くわけにはいかないってこともあるんですけど。書きたいネタは大量にあるんですけどねぇ。書かずにいてきっと忘れてしまうくらいw。
まぁなんにしろ、TRPG自体に関わっている時間はへりつつありますね。世の中には小説やコミックやゲームや音楽などTRPG以外にも楽しいことはいっぱいあり、しかも一人で遊べるし、ブログなんかを書いてれば感想を交換しあうこともできるわけです。TRPGを続けようという意図なく日々楽しいもの楽しいものを追いかけていると、いつのまにか卒業しちゃうんじゃないかなぁと感じています。

ちょっと自分の立ち位置を再認識したのですが、僕はそもそもRPGには、ドラクエやFFをはじめとするComputerRPGから入っていて、正直思い入れはオフラインTRPGよりCRPGにあるんでしょうね。だから、僕の言っていることは、極端に言えばCRPGにTRPG的なおもしろさを追加してTRPGは滅べって言っているとも言えます。
TRPGの未来像 - ブレーキをかけながらアクセルを踏み込むから引用

こんなことも書いちゃってるしw。しょーもないですね…。

いくつかの希望

でもそんな中、僕はいくつかTRPGという遊びに期待しているところがあります。
それは純粋に遊びとしての期待で、”上達”とは無関係です。いつまでも右肩あがりの上達を仮定するのはやっぱりきついんじゃないでしょうかね。あとオンラインのプレイはともかく、オフラインのTRPGって頭脳じゃなくて身体が大事だと思いませんか?体っていうのは衰えるものです。

ファンタジーの奥深さ

最近ゲド戦記を読了したことも関係していますが、ファンタジーやSFっていうものの深さを知りたいという動機はTRPG継続に一役買うのではないでしょうか。僕らは簡単にドラゴンが…とか口にしますけど、ドラゴンの意味ってわかってますか?。SFの扱う未来像を受け止めらていますか?その象徴と深い意味がわかるときっと楽しいんじゃないかなぁ。

これはしょぼい記事で、僕が何一つ分かってないことを示しているだけですが、ファンタジーに登場するものの意味は考えてみる価値はあるんじゃないでしょうかね。
GMとしてPLとして遊ぶという動機があって、設定を作ろうとしたとき、より深く理解できるのではないでしょうか。

ハリーポッターロードオブザリングゲド戦記ナルニア国物語などの隆盛は、歴史を失ったコンテンツ達への反省だと僕は感じています。そのような意味で、この意見はデータベース消費の反省に基かれていまして、かなり時代性を帯びています。数年もたてば使えなくなる動機かもしれませんね。

ゲームオタクの最後の砦

僕はアニメとかマンガとかも好きでしたけど、根本的にはゲームオタクだと思います。アニメやマンガは流行の中心がどんどん自分でカバーできなくなっていくと思うし、それは諦めるのですが、ゲームだけは守り通したいという思いがあります。子供の頃、RPGに自分の創意を加えたくて、TRPGなんていうマニアックな遊びを始めたっていうのは自分のコアな部分だと思うんですよね。三つ子の魂百まで。きっとTRPGに向いている部分があるんですよ。
なんていいつつすぐ守りきれなくなるかもしれないけどね。

まあ、昔は俺にもTRPGという戦線があったのだけど、それも10年も前に崩壊した。
オタク・イズ・デッド? - 青木摩周の日記

まとめ

まぁ、そんなこと言いつつも考えは変わっていくと思うけど、これからも楽しい体験を作っていけたらいいですね。