げんしけん 木尾士目

げんしけん(8) (アフタヌーンKC)

げんしけん(8) (アフタヌーンKC)

「オタクだから、恋をした。」
これはすごいフレーズです。


この木尾士目はオタクを書くのが非常にうまいですね。あのいたいたしさ…なかなか書けません。このいたいたしさ、どっかでボタンを掛け違っちゃってるところ、そこがオタクのいいところ、かわいいところです。全然嫌じゃないといえば嘘になりますが、くっちーみたいな感じでしゃべられたら、やっぱりちょっとむかつきます、むかつきますが、それでもそういうところが愛しいなぁとも思うのです。


この巻では荻上のいたいたしさの原因となるエピソードが明らかになり、笹原との恋愛模様が展開されます。熱いですね…。ここまでオタクの恋愛に踏み込んでる作品はそうはないのではないかと思いました。


9巻*1が最終卷だそうです。最終卷でる前でも言えますね。この漫画は面白かったと。