GUNSLINGER GIRL 相田裕
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: 角川HD(アスキー・メディアワークス)
- 発売日: 2006/07/27
- メディア: コミック
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よくある少女の暗殺者もの……では片付けられない何かがあります。
舞台はイタリアで、公社と呼ばれる政府機関から薬による洗脳を施された元障害者の少女達が、テロリストの暗殺や要人の警護などを行う話です。書いてみるとかなり酷い話なことに気付きますが、実際少女達の生い立ちはかなりハードで、読むとかなり苦しいですね。
そういった痛々しい描写と、公社の中で少女達が見つける小さな幸せが対照的に描かれることで、非常に感情が動かされます。
僕が好きなのはトリエラが公社にくることになる事件とかクラエスの過去、アンジェリカのパスタの国の王子様の話がでてくるあたりですね。また、6巻から登場する担当官アレッサンドロはこれまでの担当官と雰囲気が違っていて、その担当する少女ペトールシュカがどのように成長していくのかも楽しみです。