実践編(後半)

後半もどんどんいきます。
ここから先は例のパスを使って線画を描くようになっているので線がふにゃふにゃじゃなくなっているのが特徴です。ほんと前半の絵と比べて欲しいですね。これに気がついて俄然楽しくなってきました。


やはり画像をたくさん貼っていて重たいのでこういう処理にしておきますね。

ソラ

今年の1月の作品。人間の女の子ですね。顔はどうせコンピュータ上でいっぱい直すから下書きしない!といった横着な精神が見られますが、これはよくないと思いますね。結局たくさん直すことになっても表情ぐらいは決めておいたほうが迷いません。下書きの段階でイメージが練りきれてないと、あとあと不都合を生じると思います。あと足も難しいので描いていませんね。正面から見た足って奥行きがあって少ない面積でたくさんの情報を表さなきゃいけないので難しいです。立ち読みした本には、かかとを馬の蹄みたいに書いておいてからハイヒールを付け足すといいとかありましたけど、蹄はともかくハイヒールが難しいじゃないか!と思います。でもがんばって描け!(>自分への叱咤激励) 僕はここで思い知ったのですが、黒髪は難しいです。明るい色の髪の場合、立体感をつかるために影を書いたりしていくわけですが、黒髪みたいな暗い色の髪だと目立たないんですよね。そして眉毛が黒髪に被った場合見えにくくなるということもあります。あと色を塗ってアップしたあと、ハルバードを持つ手が片方は逆手のほうがよかったなぁとか思い始めました。武器をもつ時には武器の向きや、順手逆手に気をつけましょう。そういえば服装は式神の城からもってきました。セイバーっぽくもありますけどね。

バップ

今年の1月の作品。ソーサラーでダンサーのキャラクターです。魔法の使い方に特徴があるのでそこを生かそうとがんばりました。これは実はほんとのダンサーの写真を下絵にしているので下絵は見せられません。服もほんとの布を写真で撮って使ってます。

レイア

今年の2月の作品。フェアリーを描いています。ちょっと腰のひねり方に疑問がありますね…。まぁきっとやわらかいから大丈夫に違いないってことで納得することにします。この作品はこのレイアが友人の結婚式に行くという設定の元で描いています。リアル事情でこの時期、結婚式の2次会なんかに行く機会が多かったのですが、そこで着飾っている女の子達に感銘をうけ、キャラにもお洒落させてみています。この下絵は結構気に入ってます。色を塗ったバージョンでは、せっかく下書きでいっぱい描いてる模様に色を塗るのに疲れて簡略化してますね。駄目な態度です。こういう細かいお洒落が今回の目標だったはずなのに根性のない男です。ただ言い訳をさせてもらえれば、人様にプレゼントする絵の場合、タイムリーさってのが重要で、あんまり後になってからあげてもぴんとこないってことがあるのです。だから時間に追われてたってことで勘弁してください。あと、この背景のハートマークを描くときすごい恥ずかしかったのを覚えています。

リザイラ

2月の作品。ハーフエルフの女の子です。このときのテーマは「も〜しょうがないわね〜」って感じを出すことでした。あきれながらも手伝ってあげる、そんな雰囲気が出せたらいいなぁって思って描きました。銀髪にフォーマルな服装っていうのはヴェリタでよく練習されていたのか、そんなに難しく感じませんでしたね。顔はけっこううまくなってきたと思うのですが、服のしわとか胸の立体感とかそういうものにはまだまだ課題多しって感じです。今でもまだ克服できてないですね。

ライナ

今年の2月の作品です。猫ライグル、いわゆる獣人の女の子です。獣人の描き方は要はどうやって耳を付け足すか!ここだと思います。これは立体的に考えてですね。人間の耳の位置(つまり横顔でいうと中心のとこ。頭頂部からここへ線を引くとつける位置が分かりやすいです。)の少し上に離してつけるとかわいくなります。このライナのPLホワイトさん(おおっ実名!すみません)のキャラクターシートの容姿欄はすごく簡素です。しかし…このライナのキャラシには、はっきりと三毛猫と書かれていたのでありました。それを見た僕はこれは精一杯生かすしかないと決意、そこで耳の色を三毛猫にするのでなく髪の色全体を三毛にするという暴挙に出させていただきました(人様のキャラで暴挙にでるのはいかがなものか…)。確かにどういう風に生えたらこうなるのかってのは疑問なのですが、結局かわいくできたので暴挙だったけど良かったかなって思います。比べてみると分かるのですが、右手のバランスが悪かった分を完成版では直してありますね。このへんはパスで描いていると指のの形はそのままに手のひらを縮ませたりすることが可能で、便利だったことを覚えています。う〜んただ、ほんとうならバランスとかは下書きの段階で直しておきたいところですね。。

マサムネ2月

やはり2月の作品。フェアリーの女の子です。やさぐれたかっこよさを出そうとしています。細かいですが、肩の竜とか羽のドクロに力が入っています。特に肩の竜は解像度的にあんまり見えなくて残念だなぁ。…といってもこれらは下書き段階では描いてなく、グーグルで検索したものをひいて上から描いてます。ほんとに刺青のサイトからもってきましたからね。いろんな模様があって勉強になりました。これは今のマサムネと髪型が違うんですよね。機会があったら直したいところ。

ダブルクロスのPC 牧島珊瑚

これは3月の作品でダブルクロスのキャラクターです。ワークスが歌手でカバーが高校生なので二面性をだそうと二人描いています。未だに一回も動かしていない…。どうしたものか年1回は動かしたいものだけど…。ちゃんとジャーム化せずに生き残れたらちゃんと色をぬる予定です。キャミソールが描けたのでけっこう満足。

fifth pc カルビ

3月の作品です。ドワーフの男を描いています。マスケット銃を持ったキャラだったのですが、小道具を描くにあたってはまず構造を知らないと全然描けないものです。今回はマスケット銃をグーグル検索して、形が分かり、勉強にもなってしまいましたね。おっさんの絵ですけど、スーツ描くのも楽しかったし、背景も追われてるようないい感じになりました。楽しく書けたのを覚えています。…そうそう、ただ服が真っ黒なんですけど、これに皺とかをいれるのは黒髪問題同様難しいんですよね。今回は白い模様を一杯いれて、その白い模様で布の曲がりとかを表現しています。

sixth pcナヨタケ

3月の作品 地球外生命体ホーミュスーなんですが、竹取物語からモチーフをもってきたキャラクターです。下のが完成版でこれはプロトタイプとなります。まずはこういった浴衣風のをイメージしてたのですが、どうもカグヤ姫のイメージに合わない。それもそのはずでかぐや姫が着ているのは十二単であって浴衣ではないのです。しかし僕は最初それに気付かず、グーグルで着物というキーワードで検索し続けて全然でてこなくて苦労しました。
十二単を検索すればいいことに気付いた後も苦労満載です。十二単って構造が複雑なんですよ。着付けのサイトを見ながら構造を勉強しました。特徴としては着物と違って下は袴(はかま)になっています。また上から腰帯を締めるんだと思うのですが結び目は難しかったので消極的に袖と扇で隠しちゃうことにしました。自分なりの工夫としては全然分からないと思いますが、十二単の模様は竹の花の写真を加工して作ってあったりします。あとそうそう、濃いキャラだけに見掛けだけはせめて多少かわいくしようとがんばりました。このホーミュスーという生き物は首が長いのですが、その首の長さが目立たなくなるような服を着せたりしています。このあたりは試行錯誤でしたね。左の下絵の顔のあたりが汚れてるのは何度も何度も消しゴムで消したせいです。

ソレッラ

5月の作品、4月の作品がないですがきっといろいろ忙しかったんですね。オリジナル種族のグリィラル要はリザードマンですね。下の作品が完成版でこれはプロトタイプです。これはちょうど小説ゴシックのペルゼバブの頭蓋のへんを読んでいて、どうしても修道服が描きたくなったところからこういったキャラを描きました。しかしいまいちかわいさが足りない気がして下のように直しています。
影とかつけずに一色で塗っているわりにもかわいくできたと思います。しかーし、やはり影とか入れるべきですね。例えば下書きのほうには軽くついているスカートの影とか入れられたらもっと良くなってると思います。

マリュとミリュー

6月の作品。ついに人物のみの絵でなく二人とか椅子とかも入った全体的な絵に挑戦です。
羽が生えた猫マリュの羽がこうもり羽だと思っていたのですが実は白い鳥の羽だったので完成版では直してあります。しかしフリーハンドなためいまいち…。
この作品では下絵をかなりがんばってるのでそれを生かそうと下絵を一番上に持ってきてレイヤーの属性を乗算にして重ねています。紙の汚れも乗ってしまうのが残念ですが、鉛筆でつけた影などを生かす簡単な方法です。

ネジロ

6月の作品です。人間の女性ですね。このキャラは、目が悪くてついやぶにらみをするという設定だったので、そこを生かそうとしてみました。その結果迫力は出たのですけど個人的にはもうすこしかわいくしたかったと思っています。こういうふうに二つの要素が混ざった表情を描くってすごく難しいですね。精進が必要です。

ミヤビ

7月の作品 人間の女の子です。今回はオリエンタル、ふとももの健康美、かわいい感じ!が出せればいいと思いました。「え〜どこが?」って思われるかもしれませんがちょっといとうのいぢの絵を参考にしています。少し顔を横にをぽっちゃりさせ、目の下端を鼻の上ぎりぎりまでもってきて大きくするとかわいくなりますね。目のところのレイヤーの構造は|白目|黒目(一色)|半月の形をした目の核の輪郭(?)と目の核|黒目(グラデーションで半透明)|ハイライト|という構造になっています。一見下から二つ目の黒目のレイヤーがいらないのですが、半月の形をした目の輪郭を浮き出させるために必要です。また、今回初めてしたのですが、このようなグラデーションの背景の場合、背景のレイヤーをコピーして一番上にもってきて半透明にするとうまいライティングの効果がでます。月夜ってことで肌が少し青白くなっているのはそのせいです。これはうまくいったと思っています。

まとめ

といったわけで今までに描いた絵をまとめてみました。
計23枚(下書きのみも含む)ですね。まだ1年経ってないですからだいたい1年で24枚として月に2枚も描くのはけっこう大変ですけど、それぐらい描いていくときっとうまくなりますよ(偉そう)。
僕のほうも立体感、服の皺、影...etc.課題は山積みですが、これからも精進していきたいです。
最後につたない僕にキャラを貸していただいたプレイヤー様方に御礼申し上げます(お前が勝手に借りただけというつっこみがありそう…ごめんなさい)。