FFしゅうりょ〜

ついにFF12をやり終えました。
セーブできない最後のステージに行く前の段階でいろいろまわって武器や魔法を集めたりレベル上げたりしてたのでラスボスとの戦闘も楽勝でした。

結局評価は途中と変わらず…。
(途中の感想は http://d.hatena.ne.jp/accelerator/20060321
ゲームシステムは面白いけどストーリーがなぁ…って感じでした。

以後は具体的な話でネタバレになるので反転して読んでください。

え〜と心配していたヴァンがメインストーリーにかかわらない問題は終盤は解決されます。
アーシェが過去を断ち切るかどうか迷うときに、すでにレックスのことは断ち切れているヴァンがアーシェを導くって感じで物語にかかわっていきます。
そのために前半のバッシュのストーリーとかが必要だったのですね。
エンディングでもバッシュとガブラスはなかなか魅せる展開でバッシュはおいしいかったと思います。

しかし…FF12はゲームシステムとドラマが乖離してしまっているなぁという印象を得ます。
そもそもこの成長システムでは各人にスポットが当たらず、最終的にはみんなおんなじようなことができる人になります。FF3とかFF5とかに近い感じですね。
これはゲームシステムはキャラクターの没個性を志向していると思います。
さらに物語の展開によってメンバーの入れ替えが起きないのもやはり没個性の方向です。

でもヴァンとパンネロはともかく他の人は背景にいろいろ抱えていて個性的なんですよね…。
もっとメンバーがいろいろ入れ替わりながらドラマチックに話が進んでいったほうが楽しいと思うんだけどなぁ…。

途中の感想でも書いたけどパーティメンバーのキャラクター同士の人間関係の描写が少ないのがいけないんじゃないかなぁ。
とくにアーシェのことをみながどう思ってるのか、アーシェがみなをどう思っているのか、説明不足で人間関係の変化が突然のことのように見えました。
先述したヴァンがアーシェをリードするところなんかもすこし唐突ですが…(でもこれは思わせぶりなシーンはありますね)、バルフレアとアーシェの関係なんかは全然気づかず、エンディングで初めて出てくるんじゃないかと…。

それで結局テーマは「国とかじゃなくて自由!」ってことなんですか?
ヴェインがアーシェに「お前は何者だ」って聞くところがあるのですが
アーシェは「私はただ自由になりたいだけ」っていうのですけど…、
なんかいきなり自由とかいわれると少し無責任な感じがしますね〜。
過去からの決別…これはいいんですけど…ただ忘れるだけっていうんじゃ、何もなかったことにするんじゃ、しょーがないですよね。
アーシェが「ダルマスカは破魔石を使ってこなかった。歴史はそもそも人間のものだった。私はそんなダルマスカが好きで、もう一度作り上げたいだけ」とか言ってくれればまぁ分かるんですけどね。そういうところが少し言葉足らずな感じがしました。


とか書いてきたけど…実はいまいち自分でも意見がまとまってない感じですね。

とにかく僕が思ったのはゲームシステムは面白いけどストーリーが盛り上がりに欠けるってことです。
人の描写はけっこう一筋縄じゃなくておもしろいのに全体のストーリがいまいちなんですよね…。
う〜ん。今日はこれくらいにして意見がまとまったらまた書こうかなぁ。