ファウスト vol4

おもしろいです。文芸合宿。
競作では読んだときには滝本竜彦のと西尾維新のがおもしろかったんですが、
東浩紀の評論を聞いたら確かにそのとおり、
乙一が一番よくできているように思えてきてしまいました。


リレー小説も5人で書いてこれだけ面白いっていうのは驚きですね。
でもここでもやっぱり乙一がいいネタではじめたっていうのが
大きいと思います。


北山猛邦はミステリーのフロントラインのほうの作品はすごく好きですね。


あとファウストは毎回本作りの裏側の編集などのことを一企画やってくれるのもおもしろいです。


いままであんまりネガティブなことは書いてませんが、
まぁ細かいことを言えば最初の漫画の位置づけが意味不明だとか、
つまんない話もいっぱいあるんですが、
僕はつまらんことはすぐ忘れるし、つまんなそうなところは
そもそも読まないのであんまり印象に残ってません。
概してファウストはよくできてると思います。


ただちょっと「問題作」が載っている雑誌ではなくなってきてますね。
佐藤友哉に最期の問題作を期待!