悪魔のミカタ うえお久光

悪魔のミカタ―魔法カメラ (電撃文庫)

悪魔のミカタ―魔法カメラ (電撃文庫)

「このライトノベルがすごい」の3位だったので1巻を買ってみるとすごくおもしろくてすぐはまりました。
この本の感想を述べるまえに、「このライトノベルがすごい」についての不満を少し言わせてください。どうもこの本は結局ファン投票以上のものを感じません。
その結果だと思うのですが結局今幅をきかせているシリーズものばかり上位にならんだような気がします。
シリーズものは巻数で票を割ったらどうですかね。
なんてことがいいたくなります。

シリーズはシリーズでいいんですが、西尾維新戯言シリーズなんかは惰性な気がするのではやく終われって気がします。
さらにいうならマリア様がみてるも終わればいいんじゃないかという気がしますね。
そうはいっても単にマリア様がただ続いているとうだけで幾多のショートストーリーが生まれ、
それに満足する人もたくさんいるので、一概には言えませんが。

今までの繰り返しじゃないものお約束を破るもの、メタお約束をつくるものそういうものがどんどんでてくるといいですね。

まぁ話がライトのベル全般にまでひろがりはじめてしまいましたので、ここらへんでやめて、
悪魔のミカタについての感想を述べます。


これはまぁハーレムものの雰囲気もかもしだしていますが、
普通のギャルゲーのように主人公がしょぼくないところがいいと思います。
主人公はなかなか骨のある人物です。

人外の力に知恵と勇気、努力と根性だけではたりず、必要とあれば
権力や女心まで利用して成し遂げようとする気概なんてすばらしいですね。
itシリーズなんて巻が進めば進むほど絶望的な状況になっていったりしますが、
そんなときにもなんとか希望をつなげようとする気持ちが読者の心を動かします。

人外に知恵で対抗する雰囲気は戯言シリーズとも雰囲気が似ていますが、
戯言シリーズとのおおきな違いはこっちはかなり恋愛、というかそれ以上の
愛憎があるところで、ここも非常に評価できます。
やっぱり自分の気持ちに真剣に向き合う姿勢とか忘れちゃいけませんよね。

というわけで13巻もかけてやっと第一部が終了した悪魔のミカタですが、
これからもがんばって、書いていってほしいです。

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