「暗号解読」  サイモン・シン

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

これは暗号作成と暗号解読の歴史を具体例をまじえて書いたものである。
暗号は常に作る側が有利なんじゃないかと思ってきたが、
そんなことはなく、暗号解読者が有利だった時代もかなりあったと知った。
詳しいことを書くと込み入ってきてしまうが、
暗号を解読するという作業は常に新しい視点を必要とし
この本の宣伝文句である「天才たちの壮絶なドラマ」というのを十分堪能できたと思う。
今は暗号作成者が有利な時代であり適切な手順を踏めば誰にも読めない暗号を作成できる。
といっても政府はどんな情報収集活動をしているかは
明かさないので秘密になっているかどうかは確認できはしない。
まぁかなり面白い本でお勧め。

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