あきゆめくくる すみっこ

あきゆめくくる

あきゆめくくる

僕はすみっこのこのシリーズが大好きなんですよね。今回はあきゆめくくるということで第三弾、秋の話です。これまでも今回も、毎回毎回ちゃんとSFしてます。

今回は量子力学がトピックとなっています。でも、他のとはちょっと違うなって思いました。量子力学を都合よく使う話って最近よくありますよね。量子テレポーテーションみたいに低い確率でも、ものがすり抜けるところから始まって、ダブルスリットの実験をもとに、都合の良い観測をすれば実際にそれが起きるんだという話につなげる。それで超能力や魔法を起こしているんだというトリックにつなげます。まぁそれはそれでけっこうなんですが、今回の話はそういった概念を都合が良いから使うというより、実際、本当にそういう世界だったらどうなるのか?を突き詰めて考えていたように思います。そこがSFっぽさを生んでいますね。

毎回、毎回こういう話を作るのは本当に大変だとおもいますが、春、夏、秋ときて最後の冬、本当に期待しています。