それは舞い散る桜のように Basil

元々は2002年に発売ということで多少絵が古臭く感じますが、間違いなく名作に入る一品だと思います。特に会話の面白さには定評がありますね。

この作品はわりと偶然手に取ったに等しいのですが、なかなか楽しめました。僕はそもそもアニメの俺たちに翼はないを楽しんでいたのですが、その中の鳳鳴が大変気に入りまして、声優さんの名前(後藤邑子)で検索してたら、いろんな名前でいろんなお仕事をしている方だと分かり、この”それは舞い散る桜のように”の中でも九条信乃名義で雪村小町として仕事をしているようなので手にとってみたという感じです。

遊んでみると鳳鳴と雪村小町は相当似通った雰囲気だったので面白かったですね。そもそもこのゲームも俺たちに翼はないシナリオライターが王雀孫で同じなのです。それは似るわな。

ストーリ的には若干納得いかないところもあるのですが、まぁあれだけ面白い会話をこれだけのボリュームで提供していますので、欠点としてそこまで目立つというほどでもないと思います。

1枚絵で髪が風で揺れる描写をするなど10年前のゲームにしては演出が凝っているのも良い点です。