修士課程のころを思い出す

最近ほんと多忙な日々を送っています。ブログもなかなか更新できません。でもまぁそんな僕の日々を書いてもみなさんつまらないでしょうし、話を変えましょう。ggincさんの新年の抱負を読みまして、自分の修士課程のときを思い出しました。今日はそんな話をしちゃいます。


修士課程の時には、大人になるってどういうことなのかよく考えていたように思います。


学生のころというのは、”こいつは将来何ができるのか”という潜在的な能力で評価されるものですが、修士あたりからは”こいつは何をしてきたのか”という今までの実績で評価され始めます。若いころは能力が低く時間があるからインプットの効率が評価され、年をとると能力があって時間がないからアウトプットの効率が評価される、とまぁそういう理屈だと思います。


僕はまぁそれなりに良くできる学生だったと思いますが、その勉強したことをアウトプットすることは苦手としており、だいぶ苦労しました。ブログを書くのも、まとまった文章を書く練習みたいな意図で行っていましたね。


アウトプットの質を上げたいというggincさんの言葉は、このあたりの事情をよくわかっているなぁと頼もしく感じました。

あと、僕は恥ずかしながら長く親元にいたせいで、まともな生活能力も経済観念も、もっていませんでしたw。将来的にどうやって食べていくのかなんてことを考え出したのは、実はけっこう最近のことです。


ゲーム批評をする業界はビデオゲームではまぁまぁあるような気がしますが、アナログゲームではありません。自分のやりたいことがやれる業界がない場合(小さい場合)、それに関わる業務をしても給料がでない(でにくい)ということを意味しています。まずそのやりたいことの面白さをどこかの大きな業界に認めてもらってその業界の一部になり、将来的にはより発展させて独立させるといったことが必要になるでしょう。少子化のせいで大学の数は減るのでしょうし、大学からの給料で食べていける人の数も減るのでしょう。その中で新たな分野を開拓していくというのは並大抵のことではないでしょうね。


そのためにするべきアウトプットは山のようにあり、ブログなどという場では費用対効果が低いということであれば、そこは軽視せざるを得ないですね。もっとぶっちゃけて言ってしまえば、自分の実績に結びつかないことを一生懸命やる時間なんてほんとはないはずです。

こうした事情を鑑みて、ggincさんの抱負は全体的に頼もしく、まともな方向に行っているなぁと思っています(上から目線だww)。


僕も食べていくためには、どんどん実績を上げなきゃいけない環境にいますから、どうしてもワーカホリックになってしまいますね。あと30が近いと結婚のことなんかも考えなきゃいけないし、どうしてもTRPGに関われる時間は少なくなっちゃいますね。