FRAGILE(フラジール) ~さよなら月の廃墟~ ナムコ
FRAGILE(フラジール) ~さよなら月の廃墟~(特典無し) - Wii
- 出版社/メーカー: ナムコ
- 発売日: 2009/01/22
- メディア: Video Game
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なんか友人のSさんが積んでると聞いて、なんとなくやりたくなったゲームです。
3Dのアクションゲームですが、特徴は”懐中電灯”です。Wiiのリモコンを懐中電灯に見立てて画面にむけると、画面上でもリモコンを向けた部分が明るく照らされたように表示されます。この懐中電灯を使って廃墟を探索するというのがこのゲームのコンセプトです。
このゲームのもう一つの特徴はあふれんばかりの詩情です。この世界では人類の大半は滅んでしまっているのですが、その思いの残滓とも言えるアイテムが廃墟の中にあふれています。そのアイテムを持ち帰ると持ち主の思いのこもった詩を聞けます。なかなかいい話もあるのですが、僕は後半ちょっと飽きてしまいましたね。ちなみにこの詩には壁井ユカコや紅玉いづきも関わっているそうですよ。僕が飽きたのはまさに紅玉いづきが書いている部分だったのですが、彼女が書いていると知っていたらもうちょっとマジメに読んだかもしれませんね。
アクションとしてはけっこう難易度は低めです。幽霊や動物に襲われるのですが、バリバリ戦闘するって感じではなく、基本逃げればすむことです。どうしても戦わざるを得ないのはかなり後半だけですね。
このゲームのヒロインはパッケージの下のほうにいる女の子です。手術される患者がきるようなある意味露出度が高い服を着ていてポイント高いのですが、個人的にはその子よりもPF(パーソナルフレーム)と呼ばれる機械のほうに惹かれました。携帯対話型AIということでおしゃべりが好きな人工知能です。ちょっとポンコツぎみなのですが、いい味出していましたね。
3Dのゲームはバイオハザードみたいにおもしろいアクションが作れるところに着目されがちですが、雰囲気とか世界観重視のゲームともまた相性がよいですね。廃墟のディティールがよい演出になっていました。雰囲気ゲーということでは、Rule of Roseを思い出しましたね*1。
すごい名作ってほどのこともないですが、こういう雰囲気が好きな人は楽しめるのではないかと思います。