大神 PlayStation 2 the Best　カプコン - ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む

実は4月から転勤となりますので引越しなど忙しい身なのですが、なんとけっこうゲームを終わらせています。僕がＧＭでシナリオが作れないからと待ってもらっているセッションがいくつかあるのに何やってるんだという気もしますが、ついつい…。

大神、素晴らしいゲームでしたね。もうPlayStation 2 the Bestになっているゲームを今更褒めてどうするという気もしますが、ここ数年はＴＲＰＧばっかりでビデオゲームから遠ざかりぎみだったこともあってこういうゲームを非常におもしろく感じてしまいます。

このゲーム、まず非常におもしろい着想だと思うのは主人公がイヌなことです。このイヌで世界を駆け回るのが非常に楽しい。そして吠えたり寝たり動作がかわいい。ＧＪでしたね。

しかし、不思議なことにこのイヌ、アマテラス大神なんですよね。アマテラスというと人と似た姿の女神として描かれるのが普通だと思うのですが、イヌを持ってくるとはおもしろいです。

まぁ天照大神→大神→狼→イヌという発想なのでしょうかね。

もう既に世界を駆け回ることが楽しいと書きましたが、鏡、勾玉、剣の三つを使った戦闘のアクションも気分が良いですし、動かして楽しい良いアクションゲームですね。

また、このゲーム、筆でいろんな図形を書くとその図形にあった奇跡が起こせるのですが、このシステムも楽しかったです。自分のコントローラーさばきがうまくなり、うまく図形をかけるようになるのをみると満足感があります。

でてくる人でてくる人が、個性があってほのぼのとしてしまいます。爺さんの頭にみかんがついててミカンじいと呼ばれていたり、ちょっとコミカルなんですが、そのコミカルな雰囲気がまた和ませます。

もう少し先にこのことについて述べておくべきだったのですが、このゲームは不思議な”絵”で描かれています。日本画風といいますか。

平面的な日本画を３Ｄポリゴンで構成しているっていうのは新鮮で驚きました。

非常に斬新で褒めるべきところの多いゲームです。日本神話、昔話風の空気の作り方に気を使ってあります。主人公のイヌがかわいいですし、オススメです。