はやくいって サタミシュウ

はやくいって (角川文庫)

はやくいって (角川文庫)

私の奴隷になりなさい”から続くSM青春小説の4作目です。

一応前作のお前次第で大まかな話は終わってまして、本作は前3作に出てきた登場人物の過去と未来を短編形式で語っていきます。

私の奴隷になりなさい”および”ご主人様と呼ばせてください”が本当におもしろい話ですので、その惰性で3,4巻もあっさり読めてしまいます。

人への気遣いなどが緻密に書かれていて、SM小説でありながら、巷の恋愛小説などより心の強い結びつきがうまく表現されているかもしれませんね。目新しいカテゴリーの話でした。