ビター・マイ・スウィート シリーズ 2作 森田季節
日常にちょっぴり非日常の隠し味が効いている良作です。ライトノベルサイト杯で好成績を収めていたので読んでみました。
特に一冊目ベネズエラ・ビター・マイ・スウィートでは、一人称による語りが非常にうまくて、ちょっとひねた学生がほんとによく表現されていました。僕はそこを読んだだけでファンになってしまいましたね。
2作目のプリンセス・ビター・マイ・スウィートもそれに引き続く話で大変面白いです。最初にも述べましたが、恋人や友人関係における平凡かつ根本的な話題を取り扱いつつも、非日常をちょっとうそを、混ぜることによって、鮮やかに登場人物たちの気持ちを表現していると感じました。