あなたの選ぶTRPGリプレイ5選
まりおんさんがやっていておもしろそうだったので。最近続々と書かれています。それにしてもけっこうシニアな人がオススメしているせいか渋いセレクションになっているなぁw。僕が若い風を吹き込もうw。
- 【バトン】あなたの選ぶTRPGリプレイ5選 - まりおんのらんだむと〜く+
- http://d.hatena.ne.jp/nacky7/20081025#p2
- 【バトン】あなたの選ぶTRPGリプレイ5選 - k-takahashi’s 雑記
- http://roamingsheep.kokage.cc/2008/10/30/328/
きまぐれTRPGニュース - trpgnewsグループで数えてみるとここ2年ぐらいは年40本リプレイがでているみたいです。ライトノベルとかに比べれればたいしたこと無い量ではありますけど、やはり全部読むのは難しい量ですからこういうレビューやオススメみたいな記事が大事になってくると思います。
僕はいつかオススメTRPGリプレイランキングをやりたいのですが、大変そうなので尻込みしていています。実現しなそうですねw。
レギュレーション
@自分が好き!と思うリプレイ、これは他の人にも読んでほしい!と思うリプレイを5つ上げ、それらについて語る。
@リプレイはシリーズ単位で挙げること。
@勿論シリーズものじゃなくて一巻完結のものでもOK!
@システム名とシリーズ名は両方載せる。
@バトンのようでバトンではないので、語りたい人はお好きにどうぞ!
スチャラカ冒険隊シリーズ/ソード・ワールドRPG →感想
僕はこのリプレイでTRPGにのめりこみましたので挙げざるを得ません。でも、さすがにちょっと古いかもしれませんね。上の画像は復刻版ですが、もともとは1989年の発売ですよ。これからTRPGを遊び始める方にオススメってわけではありません。
著者の山本弘という方はSF、又はトンデモ科学批判でも有名です。それの意味するところは、”ほんとっぽいSFをしたい”ということだと思います。今の科学の範囲で簡単に否定できるようなしょうもうない想像力ではなく、今の科学では否定できない説得力を持ったファンタジーに特別な思いを注いでいるのでしょうね。
ちょっと話が外れましたが、モンスターと人間が住むファンタジーの世界におけるモンスターの存在とは何なのか?RPGにおけるモンスターは人間に倒されるために存在するのか?そのあたりを真面目に考えてしまったのが本シリーズです。このあたりは深く考えすぎるとRPGが遊べなくなる危険性もありますwそういう意味で初心者にオススメというわけではないのですが、ファンタジーの奥深さを感じられると思います。
ソングシーカー/ローズトゥロード→感想
うーむ。個人的に面白いと思っているリプレイはそこで遊ばれているスタイルをあんまりオススメできないものが多いwなんてこった。
TRPGにおけるGMとPLは対立するものではなく協力してゲームを楽しむものだ、というのが2008年での常識だと思われます。ところがこのGMはPLの行動にむきになったり全く大人気ないw。PLのほうもTRPGをしたことが無い人が集められていて、なかなかうまく軌道を修正できない。最初のほうはかなり失敗セッションの予感がありました。しかし最後まで読んでみると、結果的にはすばらしいリプレイでしたね。
愛はさだめ さだめは死/ナイトウィザード2nd→感想
近年のリプレイ事情は本書の著者・田中天氏の存在を抜きには語れないと思います。
氏はPLとして非常におもしろい遊び方をするのでそちらのほうがどちらかというと有名ですが、今回はGMでもその力を遺憾なく発揮しています。真面目な話は1本、不真面目な話が1本両方楽しめてお得な1冊です。
みかきみかこ氏の絵も可愛い。
僕はこの作品をライトノベルサイト杯にも投票しています。
オリジン・シリーズ/ダブルクロス2nd →感想
ダブルクロスにはPCと登場人物の関係を重視したロイスというシステムがあり、D&Dから連らなるダンジョンハックとは異なる遊び方を提案しています。
このリプレイのGM矢野俊策氏のすばらしいストーリーメイキング力、ゲームメイキング力に呼応してPLが力を発揮したすばらしいリプレイですね。
ドラマチックな展開ですよ。
式神の魔法陣/Aの魔法陣 →感想
不思議なゲーム感覚のTRPGシステム、Aの魔法陣のリプレイです。
妄言セッションからほのぼのセッションまで集められたリプレイ集です。式神の魔法陣編と名づけられていて、式神の城の世界観を使ったリプレイも収められていますが、日常編というなんの変哲もない普通の世界観でのリプレイも収められていて、非常に珍しいと思います。しかもなかなかいい話なんですよ。
僕は2006年にこのリプレイを読んでいますが、昔よりもTRPGのシステムや技術に関する理解も深まっているので、今読むとまた感想が変わるかもしれませんね。