ARIA(12) 天野こずえ - ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む

ARIA完結です。

ここで完結なことは、Ｓさんのブログなどから知っていました。ＡＲＩＡは日常の幸せを書いた作品なので、もっと長く続けられそうなのになんで終わるのだろう…と不思議に思っていました。ＡＲＩＡは人気も絶頂ですし、終わる理由がないのに…と。

でも、この巻を読みまして謎は解けました。
灯里が幸せな日常を大切に思うの同じように、読者は幸せなＡＲＩＡのエピソードを大切にしてきました。そして灯里・藍華・アリスが一人前になり、それぞれの道を歩みはじめるときにくる必然的な別れの寂しさと同じように、このＡＲＩＡが終わってしまう寂しさがあります。

灯里の幸せな日常が終わることと、ＡＲＩＡが終わることがシンクロして、灯里によく感情移入できました。

灯里と同じように僕らもＡＲＩＡが終わっても、新しい幸せを見つけていかなければいけませんね。作者様はお疲れ様でした。