しゅごキャラ! 1-5 PEACH-PIT

しゅごキャラ!(1) (講談社コミックスなかよし) しゅごキャラ!(2) (講談社コミックスなかよし) しゅごキャラ!(3) (講談社コミックスなかよし) しゅごキャラ!(4) (講談社コミックスなかよし)

しゅごキャラ!(5) (講談社コミックスなかよし)

しゅごキャラ!(5) (講談社コミックスなかよし)

またファンシーな表紙を並べてしまった…。

しゅごキャラ!ローゼンメイデン*1の著者のPEACH-PITが書いています。彼女達は二人組みだそうですよ。

ローゼンメイデンも、絵はファンシーですけど内容自体はけっこう考えさせるものがありますよね。今回のしゅごキャラ!もそういう部分があります。

僕らはよく”キャラ”って言葉を使います。「えー私ぃ〜そういうキャラじゃないしぃ〜」とか(ほんとかよw)。まぁここではキャラっていうのは性格の典型的なタイプのことでしょうかね。

本作では、その”キャラ”をうまく取り扱っていて感心されられます。二面性のある登場人物というのは、物語において基本といってもよいですけど、主人公がそれに自覚的で、キャラという名前を与えたところに、若年層から支持されるリアリティが宿っているのではないでしょうか。

本作は漫画ですし、絵的に見栄えのある設定が好まれます。なりたい自分をうまく擬人化して守護霊のように書くことでそれを解決しているのですが、これも良いアイデアだと思いました。

外面と本質となりたい自分、その3つのキャラの間でゆれる様子がなかなか深くておもしろい。いい漫画ですね。

*1:変換したらローゼン名電と出たw