博士の異常な論考 または 私はいかにして考察するのをやめてTRPG記事を検索するようになったか?

タイトルが意味不明ですけど、ようするにTRPG記事の検索の仕方のお話です。最近僕はこういう話ばっかりしてますね。もうすこしTRPGの遊びそのものの話もしたいのですが…。タイトルは冗談で”心配するのをやめて”を”考察するのをやめて”に変えたんですが、まぁいちおう自分でも考察してるつもりなんですよw。

僕はニュースサイトをやっていて、そこで大量のTRPG記事を毎日処理しているわけですが、その経験を生かしてTRPG記事の検索法についてのまとめ記事を書こうと思っていました。

とくにこの記事では膨大な過去ログをあさりましたが、それで強く感じたのは、今書かれているTRPG記事は過去に積み上げられたTRPG記事たちの議論を必ずしも踏まえておらず、要するに埋もれた過去記事はまったく生かされてないということです。これはぜひ埋もれた記事の検索法を皆に紹介しないとなぁと思っていたのですが、先日にゃあさんが奇しくも同じような視点を持っていることを知り、やはり検索法を紹介する必要があると思いを固めました。

検索サイト

現代人の調べ物にかかせなくなった検索エンジン。もちろんTRPGの調べ物にも有効です。情報の集めての紹介とでも言えばよいでしょうか。

まぁまずはgoogle様に頼ってみるのが人というものです。”TRPG” ”自由”などのキーワード検索をしましょう。google様があんまり芳しくないときには、違う検索エンジンを使ってみるのもいいかもしれません。百度はエンターテイメント系が強いとのこと。その意味するところはよくわかりません。オモロ検索エンジン SAGOOL サグールはおもしろいものを優先的に表示するそうです*1 *2

ブックマーカー

ソーシャルブックマーク自体を使う方法は先日お話しました*3。今回はその中での有名なブックマーカーをご紹介します。ロボット検索と違い人の手で選んでいることが特徴です。情報の選び手の紹介といったところでしょうか。

井上(仮)さんは老舗です。一番古いものはブックマークされたのが2005年のものでしょうか。ここで検索しますとかなりいろんなものが見つりかります。
他の方々も比較的新しい記事が多いですが、TRPG記事をブックマークしていますので検索に使えるでしょう。最後の奴は僕のです。

ブロガー

ここからは情報の作り手を紹介していきます。

TRPGコラム:TRPGな一言 TRPGの情報を調べるとき、まずここを調べるのは一つの手です。今回は論考的なものを探すわけですが、SFさんが連載していた”TRPGな一言”という短いコラムから気になるキーワードを全文検索で探すのがいいと思います。内容も多岐に渡っていまして、たぶんあなたが悩んだことは一度SFさんも悩んでいます。短かくて読みやすいのもナイスです。
RPG日本 1997年から記事を書き続けている老舗中の老舗です。最近も非常に活発にTRPG論考会wに刺激を与え続けています。個人的には過去の記事がけっこうおもしろいと思っています。
RPGコラム 『うがつもの』 TRPGに関することではかなり広範囲な話題の記事があります。個人的な印象ですが、理屈より経験に根ざした記事が多いように思います。
紙魚砂日記 一見モンハンサイトですがw、TRPGの特にシナリオに関して深い考察をされています。葛藤を盛り込んだシナリオやプレイヤー主導のTRPGを目指す方はぜひいろいろ読んでみてください。
Hikawa TRPG Laboratory - 氷川 TRPG 研究室 非常に親切でわかりやすいサイトです。ここに求める情報があった場合は非常にラッキーといえるでしょう。数はそこまで多くありませんが、質の高い記事ばかりです。

ここでは長く記事を書いているかたを挙げましたが、TRPGのブロガーはあまりにたくさんいるのでちょっとここでは紹介しきれませんね。参考になる記事を書くお気に入りの人を探しておくといいかもしれませんね。

http://www.scoopsrpg.com/

このサイトは論考まとめサイトです。なかなか一つ一つの記事が重いのでじっくり考えたいときに読むといった感じでしょうか。ここは全文検索システムがないのでgoogleなどでsite:http://www.scoopsrpg.com/をキーワードと一緒に検索しましょう。

まとめ

あなたが今悩んでいることはたいてい昔誰かが悩んだことです。もちろん細かい状況の違いから違う回答が導き出されることはあるでしょう。しかし、僕は今の論考が必ずしも過去の論考より優れているとは思いません。過去の記事をうまく検索して読んでみると、自分の考えも深まると思います。