空の浮動産/再装版 自転車創業

空の浮動産 再装版

空の浮動産 再装版

感想

雰囲気も楽しく、良いセンスのゲームでした。

そもそも名前がいいですよね。空の浮動産。不動産ならぬ浮動産…魔法で浮いてるんですね。

その浮動さんを、制御する魔法の呪文が…

「浮動産登記法一章一条登記シタル魔力ニ関スル設定保存移転変更登記処分ノ制限若シクハ消滅ニ付キ之ヲ為ス其ノ魔力登記法ニ従イ彼ノ地ヨリ此ノ地ヘ発生スル事ヲ命ズ」
『空の浮動産/圧縮版』から引用

といった具合で、とりあえず物件を登記するところから始めたりするんですねw(不動産登記 - Wikipedia)。その方法を教える魔法学部を法学部と読んだり、非常におもしろい世界観ですね。

また、世界観のみならず、花水木などの人物描写もうまく、非常にひきこまれます。シナリオライターの力ですね。

しかし、新作の”ロストカラーズ”や”そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ”を終わらせてから旧作の本作をプレイしているせいもあるのですが、難易度不足やボリューム不足に不満を感じます。けっきょく一回も引っかからず、エンディングに直行して2−3時間で終わったんじゃないかな。でも…まぁそこらへんは古い作品の再装版だからしょうがないかw。新作を遊んでいる人は多大な期待を持たないように!ってマニュアルにも書いてあるしw。

自転車創業のゲームを連続で3作やりました。僕がこんだけ買ったので、きっと”だらよ”の続編に予算がついたに違いない。そうに決まってる!自転車創業の次回作に期待します!