ゲド戦記後半

ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (ソフトカバー版)

ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (ソフトカバー版)

ゲド戦記 5 アースシーの風

ゲド戦記 5 アースシーの風

実は外伝の途中でずっと止まってたのですが、ゲドを読む。を読みまして読み通す気力がわいてきたので一気に最後まで読みました。

ゲド戦記外伝

外伝はゲドもあんまりでてきませんし、なかなか進みませんでした。4卷の最後はまぁまぁキリが良かったし、これ以上ゲドの話はあるまいという感じもありました。そもそも僕は外伝が嫌いなのかもしれませんね。横道に逸れた印象があります。

しかし、この外伝は5巻を読むために必要になってくる話が集められていたのです。我慢して5巻まで読んで初めて、この外伝の意味がわかってくるんですね。なかなか忍耐力が必要なのでした。

どの話をとってみても、おもしろいのですが、まぁやっぱり楽しいのは”トンボ”でしょうかね。

アースシーの風

今まででてきたテナー、テハヌー、レバンネン、アイリアンや、新たに登場する魅力的な人物ハンノキやセセラクが協力して活躍する話で物語としてとてもおもしろかったです。
しかし、これが宗教や死生観に関するなかなか考えさせる話なんですよねぇ。これは理解できなかったかも。もうちょっと年をとったら読み直してみたほうがよさそうですね。
真名とはなんなのかなど、ゲド戦記の根本的な部分にも関わる問題が語られていますが、これを構想段階で思いついているわけではないのがびっくりですね。