フタコイオルタナティブ

フタコイオルタナティブはりアルタイムで一話か二話かみたことがあって、”凝ったアニメだなぁ”って興味はひかれたものの、あんまりテレビを見る習慣がないもんで、そのまま流していました。youtube見てるうちにそういやあれって結局どういう話だっけっか?って思い出して見てしまいました。アニメとしての出来はハルヒもよくできてるけど、これもよくできてますよね。


これは不思議な経緯の作品です。
そもそもギャルゲーやアニメの双恋があってそのパロディ?としてこの作品があります。Wikipediaを見て初めて知ったけど元は読者参加企画だったとか。ギャルゲーのほうの双恋は未プレイでアニメの双恋は見たことあるけど、なんかぬるそうな雰囲気にいまいち心惹かれず、僕が見たのはカタカナのほうのふたこい、フタコイ オルタナティブだけです。
この双恋ってのは双子ばっかりでてく双子萌えには垂涎の作品です。双子萌えって病んでる気もするけど、村上春樹の作品にもでてくるぐらいだから、けっこうメジャーな萌えなんだと思います。でも双子って出した時点で三角関係必至で、実は物語には使いやすい要素かしれませんけどね。あとはミステリーでも”実は入れ替わってた”トリックは双子が出た時点で疑わなくてはいけないぐらいメジャーなトリックです。双子は何かと使いやすいと思います。


で、このフタコイオルタナティブ、何がいいのか言うのはけっこう難しいですね。パロディだけに壊れたノリがまず楽しいんですが、後半は一転してわりとシリアスな展開にいく…と思ったらこれまたふざけた展開だったり…。まぁ一環したふざけた展開のなかでちょっとシリアスなところがあるって感じでしょうか。
主人公のへたれたメンタリティには感情移入しやすいですし、その主人公がやるときゃやるのは非常に爽快です。
映像の間、沈黙の使い方が凝ってるし、次回予告が八ミリ風なんかなのも凝っているでしょう。音楽もわざわざレコード音源からもってくるなど雰囲気つくりに貢献しています。


英訳のほうはそんなにしっかり見てないんですが、これはなかなか難しいですね。日本語の語呂を生かした冗談が多いし、意味不明の台詞や多義的な台詞が多い。このニュアンスを英語で伝えるのはなかなか難易度が高そうです。そもそもエンディングの歌からして”僕らはここにいる 僕らはここに在る”なんて始まります、これをどう訳しわけたもんかなぁ。


まぁそんな感じなんですが、この作品はリアルタイムでちょっと見たってこともあり個人的に非常に思い出深い作品でした。
ちまたではこれと同じアニメ製作会社ufotableユーフォーテーブル)のがくえんゆーとぴあ まなびストレート!の話題で持ちきりの中、かなり遅れて流行を追っていますが…。

追記

コヨーテラグタイムショーも見ました。
第一話はオフィシャルに見れるみたいですね。
なんかネットでは悪評が目立つんだけど、僕はわりと面白かったですよ。
ただ、はっきり駄目なところはマルチアーノの意図がわかるのが遅すぎるし、説明不足なとこだけだと思います。
あとの演出とかはやっぱりたいしたものだとおもいます。