S&Mシリーズ1−3 すべてがFになる 冷たい密室と博士たち 笑わない数学者
- 作者: 森博嗣
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- 作者: 森博嗣
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笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
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とりあえず
すべてがFになる
冷たい密室と博士たち
笑わない数学者
まで読んだ。
非常にオーソドックスな感想だが、「理系」を感じる。
まぁまずは用語でUNIXとかtelnetとか。telnetなんて今はsshが普通だから実は使ったことないけどまぁどういうものかとポートは知っている。
コンピュータ用語ではrootとかパーミッションなんかもwindows userには馴染みないかもなぁ。
(といっても僕は下手なlinuxよりcygwinのほうがよっぽどいいと思っているけど)
KirchhoffとかNeumannとか、境界条件とか普通の人に意味わかるのか。
公理とかドモルガンの法則、なんてのはもしかしたら知っている人は少ないのかなぁ…。
内と外、鏡の問題なんかも知らない人にはちと難しいかもしれない。
ところでなんかたまに読み飛ばしてるからとばしちゃってるのかもしれないけど
笑わない数学者のビリヤードの玉の問題って答えあったかな。
一意性までは示してないけど自分で解いたので答えが知りたいんだけど…。
答えは2,5,1,3,10なはず。
まぁそんなふうにしてだんだんこの小説の読み方が分かっていた。
僕は推理小説に清流院流水とか反則なのから入っているので
基本的な推理小説の読み方を知らないのだけど、
これは自分で頭を使うことを楽しむものなんだと思う。
このシリーズはあんまり速読せずにゆっくり読もう。
ところで萌絵に萌えられるのかっていうのが話題になることが多いけど、
まぁわりと基本は抑えてるんじゃないか?
・わがまま(ネコ系)
・トラウマ
・好きな人には一途
まぁ金持ちと頭のいい女に生理的な嫌悪感がない人なら普通に萌えられるんじゃないの?
森博嗣を人間描写が苦手とか言うのは根拠なき中傷だとあとがきでは述べられてるけど、
僕は犀川にしろ萌絵にしろどこか答えを出す自動的な装置という感じがしてしまう。
清涼院流水で言うなら九十九十九の神通理気。
まぁこれから犀川は少しずつ追い詰めていかれるのかもしれない。
そうなったときには人間に見えてくるかもしれないかもしれないと思う。
僕が言うのもなんだがあまりに論理的な人間というのはどこかを捻じ曲げていると思う。
宮台真司でいうなら論理を信じていないからこそ論理的っていうほうが僕にはしっくりくる。
まぁ今後も読み続ける方向で。