交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: DVD
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ちまたではエヴァの破が話題になっていますが、僕はブームから少し遅れて4月末に封切りとなったエウレカセブンの劇場版DVDの感想でも書こうかと。
まず、この劇場版の位置づけですがTV版からみた時のパラレルワールドとなっており、登場人物は同じでもその立場や行動目的などは異なっています。途中、TV版をみていないとわからない演出も入るのでこの劇場版だけで完結したお話というよりは、TV版のおまけ、スピンオフ(ちょっと違うか)、そういったものだと思ってもらったほうがよさそうです。
基本的なテーマはやはり少年・少女の成長と自立といったところで、TV版よりもレントンとエウレカとニルバーシュに焦点が寄った作りになっているでしょう。
この劇場版ではレントンとエウレカとニルバーシュが幼いころ一緒に暮らしていたという設定になっているのですが、幼女のエウレカはこれまたカワユスって感じでして良いですね。またあまり多くはないですが、ロングヘアのエウレカも見れますので、いろんなエウレカを見れるという意味では良いDVDでしたね。
僕の目が節穴なだけかもしれませんが、戦闘シーンなどで目新しい絵を用いてはいませんでしたね。TV版が良く出来ていたからかもしれません。僕はエヴァの序しかまだ見ていませんが、あれはかなり新しい絵を持ってきていたのでそれとは対照的です。
お話のほうは少々難解なつくりとなっており、ラストシーンも意味深です。エヴァのairと比較して解釈するとあれよりはもうちょっとポジティブな結論が見出せると思いますが、今更エヴァのairを持ち出すのもいまいちな感じが個人的にはしています。
パラレルワールドでのもう一つのエウレカセブンということで楽しませていただきましたが、まぁものすごく良く出来ていてTV版の解釈も深まるマストアイテムというよりは、ファンディスクみたいな位置づけだと思いました。